ツアー初勝利を飾ったJ.Y.オー。韓国勢の層の厚さには驚かされるばかりだ（Gregory Shamus /Getty Images）

イリノイ州にあるパンサークリークCCで開催されている、米国女子ツアー第20戦「ステートファームクラシック」の最終日。J.Y.オー（韓国）が、プレーオフの末に、ツアー初勝利を達成。宮里藍は19位タイでフィニッシュしている。

25位タイで最終日を迎えた宮里藍。前半、今大会で相性の悪い3番で、4日連続となるボギーを叩くも、直後の4番ですぐにバーディを奪い返す。後半も立ち上がり早々にボギーを叩いたが、崩れる事なく立ち直る強さを見せ、通算11アンダー。粘りのゴルフで19位タイに浮上して大会を終えている。

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3位タイからスタートしたオーは、首位のヤニ・ツェン（台湾）が前半だけで3ボギーを叩いた事で、一気に首位に追いつく。後半復調したツェンに対し、オーも一歩も譲らないまま迎えた17番。オーがここで痛恨のボギーを叩き、万事休すかと思われたが、ツェンも最終ホールでまさかのボギー。ともに通算18アンダーでホールアウトし、プレーオフへともつれ込む。勝負は勢いの差もあったのか、プレーオフ1ホール目で決着がつき、オーがツアー2年目にして初勝利を手にしている。

単独3位にはN.Y.チョイ（韓国）。あっと一歩の伸びが足りず、通算17アンダーでフィニッシュしている。新人ながら今季これまでトップ10フィニッシュ6回をマークしている安定感は本物。今後の戦いに注目したい。通算16アンダーの4位タイには、ステイシー・プラマナスド、H.W.ハン（韓国）の他、ベストスコア「63」をマークした中国の新人シャンシャン・フェンが食い込んでいる。