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不動及ばず。L.ケーンが逆転V

出足好調ムードのグスタフソンだったが後半スコアが伸びず。この隙を縫ってノーボギーの66と追い込んだのがカナダのローリー・ケーン。最終ホールで再度グスタフソンに追い付かれはしたがプレーオフ1ホール目で退け、今期LPGAツアー3回目のVを飾った。ビッキー・ゲッツは不調のイーブンパープレーで後退。期待された不動裕理も加速がつかず前日と同じ3位。

最終ホールのバーディでプレーオフに持ち込んだグスタフソン。「ケーンの6アンダーはすごい。私はかなり彼女にプレッシャーをかけ続けたと思う。その中での6アンダーだから、ほんとにすごい」

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そのプレッシャーに負けなかったケーンはシーズン3勝と実りの1年になった。「今年は1勝が目標だったのに3勝。出来過ぎです。周囲を気にせずリラックスを心がけてプレーできたと思う。去年も今年も技術的には変わっていないけど、去年は勝ちたい気持ちが強過ぎたみたい」

頭の中にあるのは自信だけ、と言い切る。「自分ならできる! I can win!という気持ちが大切」という。「でも勝っても負けても、いつでもスマイルがモットー。私の仕事はエンターティナーだから。私はタフなのよ」

こうした大型選手の中でまじってプレーしていると不動裕理は本当に小柄に見える。小学生がまちがってラウンドしているようにさえ映る。しかし堂々の3位でさらに635万円を上乗せし、賞金トータルは1億1200万円を越した。2位の安井純子が5825万円のため、3試合残して早くも今期の賞金女王が確定してしまった。

「賞金女王をとれたのは嬉しいですが、でも自信なんて一瞬でなくなってしまう。1億円獲得したことの方がビックリしてます。来年が心配です。私の場合、生活できるだけ稼げれは十分で、賞金女王とかいうことより、いつも上位に位置できるようなゴルフがしたい。賞金のことよりゴルフを気持ちよくプレーしたいと思ってます」

今年はずっと体調好調という。「昨日も、うたた寝を入れると9時間半も寝ちゃいました」 寝る子は稼ぐ。

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