アニカ・ソレンスタム「ADTチャンピオンシップ」優勝インタビュー
2002年 ADTチャンピオンシップ
期間:11/21〜11/24 場所:トランプ・インターナショナルGC(フロリダ州)
テスキが首位、1打差で追うのはソレンスタムとウェブ
米国女子ツアー最終戦「ADTチャンピオンシップ」3日目。2日目のベストスコアを記録し2位に浮上してきたオーストラリア出身レイチェル・テスキが、3日目も68でまとめトータル10アンダーで単独首位に立った。
出だしの1番と3番でバーディを奪い波に乗ったテスキだが、その後はバーディとボギーが交互に訪れスコアが思うように伸びず苦しんだ。しかし後半の15、16番を連続バーディとすると、最終の18番でもティからグリーンまで完璧に攻略してバーディで締めくくった。
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「前半はチグハグなゴルフになってしまった。急いでスウィングがしているのに気づいたので、後半は肩の力を抜いて楽に振るようにしたら調子が戻った。最終ホールでバーディを取れたのは大きかった。1打リードできた事よりも、思い通りの攻めをしてバーディを取れたので自信につながった。明日はウェブとソレンスタムという強豪たちが相手になるけど、良いプレーをすれば私も負けない。今季最終戦だし、トップ30の中で頂点に立ちたい」
テスキは、爆発力にかけてはウェブやソレンスタムにも引けを取らない強気の選手。弱点はショートゲームだが、昨オフに練習した成果が今季2勝という数字に表れた。明日も期待できるだろう。
1打差の2位にはアニカ・ソレンスタムとカリー・ウェブがつけている。
ソレンスタムは2日連続で70をマーク。潜在能力からすれば納得いかない数字だが、パッティングが本調子ではなく、この日もパーで我慢する場面が多くなった。15番のパー5でイーグルを奪い、何とか2つ潜らせて3日目を終えた。
「パッティングの調子は徐々に良くなってきている。このコースは難しいし、1打差は有って無いようなもの。明日は今季ずっとそうだったように、自分のゲームに専念すれば優勝のチャンスはあると思う」
ウェブは1番ホールでボギーを叩き嫌なムードが漂ったが、その後は5バーディを記録した。
「今日はこの3日間で最も風が強い日だった。クラブ選択に迷うことが多かったけど、この条件下で良いスコアでまわれたので嬉しい。明日は、この3日間と同じようなゴルフができれば優勝のチャンスはあると思う」
ソレンスタムとウェブの今季の差が、お互いのコメントに表れている。明日、今年の最後を締めくくる戦いを制するのは上位3人の中から生まれるのだろうか。