アニカ・ソレンスタム「ADTチャンピオンシップ」優勝インタビュー
2002年 ADTチャンピオンシップ
期間:11/21〜11/24 場所:トランプ・インターナショナルGC(フロリダ州)
11勝目に向けてソレンスタム好発進
米国女子ツアー最終戦「ADTチャンピオンシップ」初日。賞金ランク上位30名による戦いが幕を開けた。初日にトップに立ったのは、5アンダーを記録したメグ・マローン、朴セリ、アニカ・ソレンスタムの3人だった。
朴セリ
「歯痛が激しくて、ここ1週間くらいまともに食事をしていないので疲れがたまっている。キャディから栄養ドリンクをもらって、それで耐えしのいだ。ソレンスタムと同じ組でまわったので、自然と気合がはいったのが好結果につながっているのだと思う。彼女を倒すのは難しいけど、ベストを尽くせば結果はついてくるものだと信じている」
朴セリは7バーディ、2ボギーと体調の悪さを微塵も感じさせない好プレーを披露した。特に15番ホールから3連続バーディを奪うなど、抜群の集中力を見せつけた。
そして今季、ライバルたちを脱帽させたアニカ・ソレンスタムも1イーグル、4バーディ、1ボギーという好調なラウンドで、シーズン11勝目に向けて好スタートを切った。
アニカ・ソレンスタム
「今日は無風だったし、スコアをまとめるには最良の日だった。一緒にまわっていた朴セリが歯痛で一日中ゲンナリしていたのに良いプレーをしたので驚いた。今の自分の調子は技術的には問題なく、精神的には良い部分と悪い部分を併せ持っている状態。今季は絶好調でいくつもの記録を塗り替えてきたが、今週も頑張って勝ちたい」
同じく5アンダーでまわったマローンが「強風が吹けば私にとって有利になる」と言ったのに対しソレンスタムは、「風が吹けば、クラブ選択や打ち方を変えれば良いだけ」と自信満々だ。
また2打差の4位には昨年度優勝者カリー・ウェブがつけている。ウェブはここをホームコースとしており、地の利を活かして明日以降も活躍することが期待されている。特に最大のライバルとされていたソレンスタムがシーズン10勝という偉業を達成したため、今季は影に隠れることが多かった。最後の試合で一矢を報いることができるだろうか。