選手コメント集/全米女子オープン2日目
2002年 モントリオール銀行カナディアン女子オープン
期間:08/15〜08/18 場所:サマレアG&CC(カナダ)
風に強いC.マシューが6アンダーでトップ
米国女子ツアー「モントリオール銀行カナディアン女子オープン」3日目。2日目に吹き荒れた風は影をひそめ、この日はアンダーパーで回る選手が多く出た。スコットランド出身のC.マシューが、3日間連続で70をマークし、トータル6アンダーで単独首位に踊り出た。風の強い故郷で育った経験が生きたようだ。
「2日目の風に比べれば、球のコントロールもし易かったし、スコアをまとめるのは苦ではなかった。3日間とも70で回れたのは、自分の持ち味である安定感が発揮できたから。本当は60台で回りたかったけど、それは最終日にとっておこうと思って。後続には良い選手がたくさんいるから、明日は爆発力を見せたい。自分は追う立場より、追われる立場の方が強さを発揮できるから、明日は期待できると思う」と、マシューは明日への意気込みを語った。
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そして3打差の3位には、この日6バーディ、2ボギーの68で回った韓国の朴セリが入った。
「私はスロースターター。予選ラウンドでは気楽に回ってスコアをまとめて、決勝ラウンドに入ってからスパートをかける。この試合もそんな感じ。ただ、今日はラウンド前に『よし、できるだけバーディを取ろう』と心に決めて臨んだ。それが結果につながった理由だと思う。明日も、今日と同じ気持ちで回るつもりだけど、自分にプレッシャーをかけすぎないように気をつける」。さすがツアーを代表するスーパースター。狙いどおりに上位につけてくる実力は、躍進めざましい韓国勢の中でも頭1つ抜きん出ている。
日本勢の中で唯一予選突破し、3日目を4位タイでスタートした小俣奈三香だが、この日は風の影響か、或いはプレッシャーからかボギーが先行する苦しいラウンドとなり、2バーディ、7ボギーの77を叩いてしまい、トータル1オーバーで12位タイまで順位を下げてしまった。