好成績の今季、あとは悲願の1勝だけ・・・宮里美香の戦績一覧
2012年 セーフウェイクラシック Presented byコカコーラ
期間:08/17〜08/19 場所:パンプキンリッジGC(オレゴン州)
宮里美香が2位に2打差の単独首位で最終日へ!
◇米国女子◇セーフウェイクラシック Presented byコカコーラ 2日目◇パンプキンリッジCC(オレゴン州)◇6,611ヤード(パー72)
大会初日に7アンダーをマークして首位タイにつけた宮里美香が、2日目も4バーディ、ノーボギーの「68」と4ストローク伸ばして通算11アンダーでホールアウト。2位以下に2打差をつける単独首位に浮上、悲願のツアー初優勝に王手をかけた。
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午前8時43分、10番からスタートした宮里は11番で3メートルを沈めてバーディを先行するが、その後はパープレーが続き我慢のゴルフ。ところが、後半に入ると3番、6番、8番と、いずれもショットをピンそば1メートル前後に絡めて3つのバーディを奪い後続を引き離した。「こういうシチュエーションは過去にも経験しているし、こういう時は我慢するしかない」。この日は気温が低く、全体的に飛距離も伸びない中で、落ち着いてプレーを続けながら、後半のプレーにつなげた。
2日目は初日ほどバーディ合戦にはならなかったこともあり、単独トップに立って迎える最終日。それでも「いいゴルフをしていることに納得している。最終日に伸ばすのがもっと大事。チャンスはあると思う。(優勝?)考えたくないです。1打にどれだけ集中できるかです」と、目前に迫ったツアー初優勝にも冷静な姿勢を貫く。
後続には強豪が並んでいる。通算9アンダー単独2位は宮里と予選2日間同組でラウンドしたリュー・ヨソン(韓国)。宮里が耐えるゴルフを続ける中、スタートから3連続バーディを奪うなど前半に5ストローク伸ばし一時は首位に浮上したリュー。後半は1ボギーとスコアを伸ばせず後退したが、2週連続優勝へ好位置をキープしている。
3位タイは通算8アンダーのクリスティ・カーと朴仁妃(韓国)の2人。そして通算7アンダー5位タイにポーラ・クリーマー、ミカエル・シドニー、ヤニ・ツェン(台湾)の3人が並んでいる。世界ランキング1位のヤニは、今季中盤以降手首の故障などで満足の行く成績を出していないが、今週は優勝争いに絡んできた。
その他の日本勢は上田桃子もスコアを2つ伸ばして通算5アンダー、11位タイと元気なところを見せている。一方、2年ぶりの大会制覇を狙った宮里藍は、この日3オーバーとスコアを崩し通算1オーバーの48位タイに後退。金子絢香は通算7オーバーで予選落ちとなった。