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井戸木が最終戦でシニアツアー初優勝を飾る!

◇国内シニア◇富士フイルムシニアチャンピオンシップ 最終日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)◇6,953ヤード(パー72)

今季最終戦を制したのは、ツアールーキーの井戸木鴻樹だった。初日、2日目と首位をキープし、最終日もスコアを伸ばし51歳と1日でのツアー初優勝となった。レギュラーツアーで2勝を果たしているが、優勝は1993年「NST新潟オープン」以来19年ぶりとなった。

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通算8アンダー2位タイは奥田靖己尾崎直道の2人。通算7アンダー単独4位に室田淳となった。賞金王争いで逆転勝利を呼び込むには優勝が絶対条件だった室田は、惜しくも2位タイに終わり、尾崎直道が初の賞金王を獲得。

通算6アンダー5位タイには中嶋常幸、松永一成、そして最終18番パー5でイーグルを奪った金鐘徳(韓国)の3人が並んだ。また、70歳の青木功が1アンダー「71」でラウンドし通算5オーバー37位タイでホールアウト。エージシュートには1ストローク届かなかった。

<井戸木が完全勝利!「これからのゴルフ人生においても大きな1勝」>
初日、2日目に首位をキープし、初勝利の懸かるこの大一番。大きなプレッシャーのかかる中、井戸木は最終組をスタートした。「ミスできない気持ちと、行かなアカンという気持ちが交錯して」と、そのプレッシャーで身体がうまく言うことを聞かない場面もあったと振り返る。しかし、2番でバーディが先行。3番はパーとするも「いいパターが入ってくれた」と、次第に自分のプレーに集中する。前半では8番をボギーとしたあと、「すぐに気持ちの切り替えができた」と9番で再びバーディを奪って即座に取り返した。

後半でスコアボードが目に入ると、「後続はすぐ1打差に迫っているし、そう簡単には勝たせてもらえない」と、再び集中。「スタート時に目標としていた12、13アンダーまでもっていく」と、攻める気持ちでバックナインに臨んだ。15番ではカラーから約7mを3パットのボギーとするも、「18番はパーであがれば逃げ切れるのは分かっていたけど、どうしてもバーディであがりたかった」と、渾身のバーディパットを沈めて4打の大差で逃げ切った。

先週の「第22回日本シニアオープンゴルフ選手権競技」で、首位で最終日を迎えながら、逃した初勝利の雪辱を果たした。ゴルフの調子も上向き、優勝への意欲も前に向いていたと自認する井戸木。「自分のゴルフができれば、必ず優勝争いできると思っていた」という自分を信じた結果だった。「この1勝はこれからのゴルフ人生においても大きな1勝となった。経験して、(勝利の)味を覚えて、また一から出直すかたちで頑張ります」。今週51歳の誕生日を迎え、昨年のツアーデビューから1年が経過。時が過ぎるのを忘れるほど、がむしゃらに邁進を続けてきた井戸木の1年は、優勝という形で結実した。

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