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高村亜紀、プレーオフを制して今季2勝目

塩谷育代は信じられないような崩れ方だった。39-39の78。3パットのボギーも2ホールあったが、ショットが悪かった。そしてショットを救うはずのハットもまたあてにならない。塩谷のような選手でも、こういうラウンドがある。

高村亜紀が中京TVブリヂストンに続く2勝目。これも決して好調という内容ではなかった。前半は2バーディで貯金を増やしたが、インに入ってからはボギー先行。最終18番の3パットボギーで、急追してきた戴玉娟に追いつかれた。
「プレーオフは初めてです。やっと終わったという感じ。めまいがして、最後はもう気力だけでした」と高村。

延々と続いたプレーオフ。4回目の18番ホールでついに均衡が破れ、戴玉娟がダボ。 「最後は疲れて、うまく振れなかった。プレーオフはこれで2回目。また負けてしまった」と戴。
高村が優勝を決めるパーパットを打つ前に、戴玉娟がボールを拾った。ギブアップ。 「ピックアップしてもらったときは、ホッとしました」という高村。やっと終わった。 「調子が悪いなかでの1勝です。でも戴プロが外してくれての勝だし、気持ちはともかく、技術的には納得できていないんです」 課題はまだまだ多い。

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1997年 フジサンケイレディスクラシック



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