世界ジュニアゴルフ選手権【2】 日本予選会のエントリーがスタート
2000年 MTCIフューチャーカップ2000
期間:04/07〜04/09 場所:武蔵丘CC(埼玉)
上位大変動。不動裕理が首位に浮上
大幅なムービングディとなった大会2日目。強い風にあおられてスコアは伸びず、叩いた選手、じっとガマンで叩かなかった選手がシャッフルを切るように総入れ換えとなった。結果的に首位に浮上したのは1アンダープレーの不動裕理。初日の上位陣はそっくり後退してしまった。西田智慧子は今日だけで5オーバー。白戸由香は7オーバー。平尾名芳子も5オーバー。まだゴルフに体が慣れていないにしても、この2日目の平均スコアを計算してみたらかなり悲惨なものになりそうだ。まだ16歳のアマチュア上原彩子(山陽高校)の健闘が光っている。
不動裕理は1番で14メートルの長いパットが入っていきなりバーディ。「今日はいけるかな、と思ったんですが、だんだ風が強くなってきたんでパープレーでいいな・・と考えを変えました」
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とくに不動が風に強いというわけではない。「得意じゃないです。みんなが悪い。私も悪い、という感じ。風のジャッジに神経使いました。けっこう間違えたんですけど、バーディが多かったんでフォローすることができました」
5バーディ、4ホギー。寄せワンも3ホールはあった。まっとうなパーの方が珍しいようなラウンドだった。
師匠の清元プロには「今年はランキング3位以内」と言われている。自分自身では毎試合ベスト10を考えているという。「明日も風が吹けばパープレーですよね。風は、雨よりは好き、という程度かな」
河野ハルミは15番まで4アンダーに伸ばして一時はトップに立った。「(バーディをとった)15番でスコアボートを確認しました。ビックリしました。少しドキドキしました。けれども1日自分のゴルフをしようと思ってましたから・・」
けれども16番ロングは3打が乗らず、17番もセカンドが乗らずのボギー。「悔しいです。それまでよくガマンして自分のゴルフができていたのに」
明日最終日は最終組でのプレーとなる。「経験してないから楽しみというか、怖いというか。現実にどんなゴルフになるか・・」
93年に6回目の受験で合格。97年の日本女子プロ24位がこれまでのところ最高順位という31歳だ。