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連続池ポチャでも冷静だった天沼の逃げ切り優勝

国内女子ツアー「樋口久子・紀文クラシック」の最終日。2日目に首位に立った天沼知恵子のシーズン5勝目は安易ではなかった。

2番でバーディを奪った天沼は、4番でボギーを叩き、スタート時の5アンダーに戻してしまった。続く5番パー3では、ティショットを右に曲げて池に入れてしまった。そして、残り100ヤードの3打目にはピッチングウェッジをダフってしまい、またもや池ポチャ。トリプルボギーを叩いてしまった。

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「なんか、池に入れた時、不思議なくらい冷静でいられました。3つ目が入ったらたぶん泣きますね。6番のティグラウンドで”ここから”と思いました。優勝はちょっと無理かな、と一瞬思いましたけど」

気を取り直して臨んだ6番でバーディを奪った天沼は、前半でスコアを2つ落とし3アンダーの3位に後退した。しかし、後半バーディを3つ奪い6アンダーまで伸ばし、首位を行く原田香里に追いついた。16番パー4に入るときには原田がスコアを落としたのを知り、最終18番までパーセーブした天沼が今シーズンの5勝目を上げた。これで、賞金トップの不動裕理との差を再び700万円まで縮めた。

「今週、運も良かったんです。ミスしたのがピンに寄ってくれたのもありますし、かすったショットが飛んでくれたり。2つも池に入れて、ここまで取り返せたのが嬉しいですね。賞金女王へは意欲的です。ギラギラです。どこまで行けるか分からないけど、最後までわからない展開にしたいです」

2打差の4アンダー2位になったのは島袋美幸と原田香里の2人。13番でこの日5つ目のバーディを奪い6アンダーまで伸ばした原田だったが、17、18番で連続ボギーを叩いてしまった。

「今日は”私の日”運がある日だな、と思ったんですけど、上がりがダサ過ぎます。優勝するような上がり方じゃないですよ、これは」今シーズン未勝利ながら、賞金ランキング8位につけていた原田は、またしても惜しいところで優勝を逃してしまった。

関連リンク

2001年 樋口久子・紀文クラシック



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