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強風を味方につけた不動裕理の独壇場。大逆転で21世紀最初の栄冠を呼び寄せた。

ダイキンオーキッドレディス最終日、風速20メートルを超える強風が、選手たちにゴルフをさせてくれなかった。2位グループに3打差の6アンダーでスタートした藤野オリエは、ボギー先行の苦しい展開となり、バーディが奪えずこの日だけで9オーバー、トータル3オーバーで14位に終わった。

ラウンド後の藤野は「今日、優勝とか特に意識しなかった。優勝できればいいと思ってはいたけど。そんなには甘くはないとも思っていたし・・・でも収穫の多いトーナメントでした」連日首位をキープしてきた藤野にとってはつらい風となってしまった。 そして同じく最終組の米山みどり、西田智恵子もそろって序盤からスコアを崩してしまい、優勝争いという緊迫したラウンドにはならなかった。

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この強風を攻略したのは、昨年の賞金女王の不動裕理だ。不動は初日1オーバーと出遅れ2日目にイーブンパーまで戻し、最終日を6打差の18位タイでスタート。前半をパープレーで切り抜けると、10、11番で連続バーディ、14番でチップインバーディを決め、この時点で首位に並んだ。14番でボギーを叩いたが、17番で3メートルのバーディパットを決め再び3アンダーでホールアウトした。

昨日の夕方から、今日風が吹くと思っていたのでドライバーで低く打つ練習をしたという不動は、風に負けない低く強い球筋で攻略した。後続の選手がことごとくスコアを崩し、結果的にはアンダーパーは不動ただ一人。2位に3打差をつけて今シーズンの初戦を勝ち取った。
優勝が確定した直後は「もうびっくりですね。上がった時点ではアンダーパーの人が4、5人はいたと思いますが、まさかこんな結果になるとは思いませんでした」と転がり込んできた優勝に戸惑いもあらわにした。

2日目に2位タイと初優勝の期待がかかった東尾理子は、4オーバー76で回り、トータル1オーバー、自己最高に並ぶ5位タイでフィニッシュ。 「今日はもうちょっとという部分もあった。でも、耐えた方でしょうね。前よりは上手くなっていると思います」 次の女子ツアーは4月第一週と開いてしまうが、東尾は来週行われる2001年LPGAツアー後期地区予選統一予選会に出場し、さらに翌週は福岡で行われるステップアップツアーに参戦予定だ。

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2001年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント



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