堀奈津佳のフォトギャラリー
2013年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI
期間:03/29〜03/31 場所:UMKCC(宮崎)
堀奈津佳が逃げ切りツアー初勝利! 森田理香子は3位タイ
◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 最終日◇UMKCC(宮崎県)◇6,470ヤード(パー72)
2位に3打差をつけての単独首位からスタートした堀奈津佳が、最終日も安定した内容で「69」と3つ伸ばし、通算14アンダーで悠々の逃げ切り勝利。2011年プロテスト合格の20歳の新鋭が、先週の一ノ瀬優希に続いてのツアー初勝利を手にした。
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通算11アンダーの単独2位に野村敏京。通算10アンダーの3位タイに、森田理香子と大山志保が入った。森田は開幕戦から4試合連続のトップ3フィニッシュとなる。横峯さくらは2つ伸ばし、通算4アンダーの16位タイに浮上して3日間の戦いを終えている。
<堀、悲願の初優勝も“複雑な味”>
2日目の終了後、ルール解釈ミスが発覚したが、LPGAの不手際ということで無罰と裁定されたトーナメントリーダーの堀奈津佳。しかし、最終日の朝もまだその余波はくすぶっていた。第1組のスタート前には選手全員がロッカーに集まり緊急会議。昨日の処置について、疑問や不満を口にする選手も出たと言うが、LPGAは経緯を説明し、裁定は変わらなかった。
「平常心に切り替えてティに立つことはできなかった」と堀。しかし、コースに出れば時折笑顔を浮かべながら、4番、13番、15番とバーディを積み重ね、一時は野村敏京に並ばれながらも、最後は3打差をつけて逃げ切り勝利。ホールアウト後は同門の諸見里しのぶ、辻村明須香、山村彩恵らに祝福され、思わず目から涙が溢れた。
「今でも信じられないくらいのことで、すごく驚いています。本当に嬉しいです」。初めての優勝会見に臨んだ堀だったが、喜びを表現できたのは冒頭だけだった。その後は、昨日の事件について多くの時間を割かねばならなかった。
今朝、棄権することも考えたかと聞かれた堀。「正直考えましたし、先輩にも相談しました。そうしたら、先輩方は『ミスはしたかもしれないけど、協会が出した答えなんだから、あなたはゴルフを頑張りなさい』と言われました」。見えない敵とも戦いながら掴んだ、“複雑”な初優勝。「早くツアー2勝目を挙げたい。それだけです」と表情少なに語った。