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上位が伸びず大混戦になったが久保がプレーオフを制した

国内女子ツアー「ヴァーナルレディース」は最終組の3人が揃ってスコアを落とし、大混戦状態になった。2日目に6アンダーで首位に立った久保樹乃、魏ユンジェ、そして、1打差の5アンダーにつけていた日吉久美子はボギーが先行し、バタバタと崩れていった。

追い上げてきたのは2オーバー14位からスタートした木村敏美だった。この日のベストスコア67をマークした木村は3アンダーでホールアウトし後続を待った。木村がホールアウトした時点では久保が5アンダーで踏ん張っていた。

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そして最終組の1つ前でラウンドした若手の山崎礼奈もイーブンパーでラウンドし3アンダー。最終組の久保が17番ホールでこの日4つ目のボギーを叩いて3人によるプレーオフに突入した。

18番ホールを繰り返し使用されるプレーオフで、1ホール目に久保と木村がバーディw奪い山崎は脱落。そして、ここから壮絶な戦いが繰り返された。2ホール目から5ホール目まで互いにパー、6ホール目は両者ボギーを叩いた。7ホール目に入り疲れが出たのか木村が連続ボギーで脱落、久保が6年ぶりツアー2勝目を飾った。

「まずは、やったっていう感じですね。プレーオフ自体初めてなので、どんな感じかわからなかったし、あれよあれよといううちに進んでいるという感じでした。今年調子が上がってきていたので、2勝目を取りたいと思っていた。欲張りですけど、今年もう1勝したいですね」

今シーズンの久保は開幕戦から好調で、2位が2回あった。今週も2日目までいいゴルフをしていたが、最終日にスコアを崩し嫌なムードが立ち込めていた。しかし、優勝できたことで、また一つ自信につながるだろう。今の調子の良さから考えると、あと1勝どころか賞金女王も狙える勢いだ。

4位には先週優勝した不動裕理とディフェンディングチャンピオンの塩谷育代が入った。実力のある2人だが、あと一歩及ばず大金を逃した思いだろう。

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2002年 ヴァーナルレディース



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