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武藤俊憲がツアー2勝目!池田勇太は池に泣く

愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースで開催されている、国内男子ツアー第16戦「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。天気予報は朝から雨となっていたが、プレーに影響を与えるような本降りにはならなかった。

通算8アンダー首位タイでスタートした武藤俊憲池田勇太の2人が、一歩も譲らぬ激しい戦いを演じる中、1打差の通算7アンダー3位タイからスタートした片山晋呉谷口徹はスコアを崩し優勝争いから脱落してしまった。

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比較的スコアを崩しやすい前半を2バーディ、2ボギーで切り抜けた武藤は、11番、12番で連続バーディを奪い、後続を引き離しにかかった。一方、池田は前半に2ストローク落としたが、10番、11番で連続バーディを奪い武藤に2打差で食い下がる。

試合が大きく動いたのは14番だった。アイアンでティショットを放った武藤は右サイドの林へ。このホールでボギーを叩いた武藤に対し、池田はピン左2メートルのバーディパットを沈め9アンダーで並んだ。ところが、続く15番パー5で下り3メートルのバーディパットを武藤が決め再び一歩リードすると、16番パー3では池田が1.5メートルにピタリとつけバーディ。

さらに17番では2人ともフェアウェイバンカーに入れると、2打目はグリーン右手前のバンカー。同じバンカーではあるが、池田のボールは見事な目玉状態だった。渾身の力で振り抜いたバンカーショットは「完璧だった」と本人が振り返る狙いどころに落ち、そのままピンに当たって20センチ横に止まり、パーで切り抜けた。

そして勝負は最終18番へ。ラフから2打目を打った池田のボールはグリーン手前の傾斜に当たり池に吸い込まれてしまう。対する武藤も果敢にピン方向を狙い、ピン横3メートルに2オン。池田もなんとかボギーにまとめたが、バーディパットを決めた武藤が通算11アンダーでツアー通算2勝目を果たした。

敗れた池田は通算9アンダーの単独2位。単独3位には井上信が入り、通算7アンダーの4位タイには上井邦浩、矢野東が並んだ。ツアー通算25勝を狙った片山晋呉はショット、パットともに精彩を欠き通算6アンダー、貞方章男と並び6位タイ。大会連覇を狙ったカミロ・ビジェガス(コロンビア)は、スコアを2つ伸ばし、通算1オーバーの31位タイで終了した。

2008年 コカ・コーラ東海クラシック



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