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アンダーパーは唯一ドンファンだけ!石川遼は大叩き

北海道の小樽カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー第11戦「サン・クロレラ クラシック」3日目。強い風に小雨がまじるあいにくの天候の中、各選手がスコアメイクに苦しんだ。

そんな中、単独首位に躍り出たのはイーブンパーの「72」をマークし、通算1アンダーとしたドンファン(韓国)。首位と1打差の1アンダー3位タイからスタートしたドンファンは、スタートホールの1番パー4でいきないダブルボギーを叩く最悪のスタート。前半は結局このダブルボギーを取り戻すことができずに2オーバーの38でターンした。

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後半に入ると強風にも動じない粘り強いゴルフを展開。13番、14番と連続バーディを奪いスコアをスタート時のイーブンパーに戻すと、あとは全てパーで凌ぎ単独首位に立った。1打差の通算イーブンパーの2位タイには谷原秀人谷口拓也の2人。さらに1打差の通算1オーバーの4位タイには貞方章男原口鉄也の2人がつける展開となっている。

通算5オーバーの43位タイからスタートした石川遼は、10オーバーの「82」と大崩れ。通算15オーバーで60位タイへ後退した。それでも本人は「昨日の反省点だった思い切りのないスウィングは少なかった。今日は収穫がありました」と前向き。日本屈指の難コースを相手に、今は全てが勉強の期間なのかもしれない。明日の最終は果たしてどれだけの収穫を得ることができるのだろうか。

なお通算3オーバーの6位タイに石川遼と同組でラウンドした冨山聡が、この日唯一となるアンダーをマーク。2アンダー「70」でラウンドし、前日の43位タイから一気に優勝争いに絡んできた。プロ8年目の冨山聡はツアー未勝利。これだけのギャラリーの中でのラウンドは初めてのことで、出だしの3ホールくらいは緊張したと言うが、風の中タフなコースを相手に堅実なゴルフを終始貫いた。またハードなコンディションの中、グッドプレーを見せたのが尾崎将司。通算4オーバーの30位タイからスタートし、この日は2オーバー74でラウンド。通算6オーバーの17位タイへと浮上した。久々の好位置での最終日が楽しみだ。

2008年 サン・クロレラ クラシック



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