狙い定める“Vサイン” 9打縮めた石川遼は新スイング「完成にはほど遠い」
2020年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜CC(山梨)
首位に小田孔明ら3人 石川遼がベストスコアで3打差6位浮上
2020/09/04 17:43
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 2日目(4日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
約8カ月ぶりの公式戦となった日本男子ツアーの国内開催初戦。日没順延となった第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、小田孔明、市原弘大、永松宏之が通算6アンダーの首位で並んだ。
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若手の勢いに負けず、42歳の小田が「66」で気を吐いた。同組の池村寛世、出水田大二郎との九州勢の組でリラックスしてプレー。かつての飛ばし屋も20代の2人には1Wショットで数十yd置いて行かれる時代になった。「ふたりとも飛ぶから気にならない。寛世には最大60、70yd差をつけられるから、もう異次元」
飛距離で負けても「今週はアイアンショットが切れている」とベテランのゴルフに徹した。富士桜CCのわずかに左足上がりのドライビングレンジが苦手で、ことしは「思い切って朝の練習はSWと7Iだけ。体を回してスタートする」という独自の調整法に出た。今大会でプロキャディを退くという“相棒”に「頑張ってボーナスを多めにやりたい」と思いを寄せた。
第1ラウンド72位と出遅れた石川遼は3番(パー5)でイーグルを奪うなど、1イーグル5バーディ、1ボギーでこの日のベストスコアに並ぶ「65」とカムバック。通算3アンダーで6位に浮上し、連覇経験のある大会を折り返した。
2年連続賞金王の今平周吾は米ツアーメンバーの小平智、2014年大会優勝の岩田寛、選手会長の時松隆光らとともに通算1アンダー14位。
首位から出た伊藤有志は「76」と崩れ、宮里優作、堀川未来夢らと並ぶ通算イーブンパー27位に後退した。
石川、今平と同組でプレーしたアマチュアの金谷拓実(東北福祉大4年)は通算1オーバー35位で予選を通過。
池田勇太、谷原秀人は通算2オーバー47位。片山晋呉、昨季2勝の浅地洋佑らが通算3オーバー56位とカットライン上で決勝ラウンドへ進んだ。
7月の非公式試合「ゴルフパートナーエキシビション」で優勝した関藤直熙は2つのトリプルボギーなど「78」と乱れ、通算7オーバー85位で予選落ちとなった。
<上位成績>
1T/-6/永松宏之、市原弘大、小田孔明
4T/-4/木下稜介、星野陸也
6T/-3/長澤奨、石川遼
8T/-2/小斉平優和、比嘉一貴、重永亜斗夢、永野竜太郎 ほか