標的を「国内賞金王」に定め、賞金トップの池田勇太は国内ツアー出場を優先した ※撮影は2016年「日本オープン」

◇国内男子◇マイナビABC選手権 事前情報◇ABCゴルフ倶楽部（兵庫県）◇7217yd（パー72）

国内ツアーも残すところあと6戦。賞金王争いも終盤に差し掛かるが、今週は中国でWGCの大会が開催されるとあって、上位陣で今大会に出場するのは池田勇太、片岡大育、小平智ら。WGC組の谷原秀人、キム・キョンテ（韓国）、ソン・ヨンハン（韓国）不在のチャンスをいかして、賞金を上積みしたいところだ。

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昨年大会を制したのはキム・キョンテ。最終組から出た最終日にきっちりスコアを伸ばして通算12アンダーで悠々と逃げ切り、年間5勝目で2015年賞金王へ大きく前進した。2打差の2位には、片岡らが続いた。

今年は、WGC出場権がありながら、国内ツアーに留まって戦うことを選択した賞金ランキング1位の池田が、初の賞金王獲得への思いを結果につなげたい試合となる。予選のペアリングは矢野東、額賀辰徳と同組。前年覇者のキムも、548万円差の賞金2位につける谷原も不在の中、1打が貴重になってくる。

前週5位となった片岡も、初の年間複数回優勝を果たし、優勝賞金3000万円を積み上げれば、自身初の年間獲得賞金1億円突破が見えてきそう。前週優勝で勢いに乗る小平智にも注目だ。

2015年大会を制したキム・キョンテはWGCを選択し、出場しない

【主な出場予定選手】池田勇太、片岡大育、小平智、イ・キョンフン、今平周吾、大堀裕次郎、片山晋呉、高山忠洋、宮里優作、山下和宏、金谷拓実（アマ）