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宮瀬博文、単独トップへ浮上!

意外といっては失礼。宮瀬博文がこの日4アンダーをマークして首位に躍り出た。今季札幌とうきゅうで勝利はあげているが、このところあまり上位に名前を見なかった。これだからゴルフは面白い。
宮瀬はボギーなしの4バーディ。「今日はパープレーでいい、18番だけ取れればいいと思ってプレーした。それが良かったようです」という。「優勝したいですね。2勝めですから。年に2勝すれば3年シードがとれるし、ここで勝つとここから24カ月シード。2700万円も魅力だし・・」

好調だったはずの尾崎直道は貯金を2つ減らして3位に後退。兄ジャンボも1つ沈めただけでやはり3位。初日の首位がそろって3位に並んでいる。
「バーディチャンスがなかった。サウナにでも入って今日のことは汗といっしょに流して、忘れてしまう。追っかける立場になったから、どんなふうになるかはわからないけど、今日みたいな中途半端なゴルフはしない」と直道。まだチャンスはある。

ジャンボ尾崎は「風で距離カンが難しい。ちょっと集中力がなくなっている。最中の痛みをカバーしようといろいろやってるんだけど、うまくいかない。最悪!」と言うが、もちろんまだチャンス十分。

日下部光隆もジッと我慢で健闘している。ダボ入りの3バーディ。「自分なりに調子が悪くなってきたのが分かったので、なんとか立て直しながらプレー。とにかく耐えた」と日下部。怒らないをテーマに淡々とゴルフをしたのだという。日下部にとってこの最終戦は、あまりにも大きなものがかかっている。

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1997年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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