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横田真一、25歳のツアー初勝利

横田真一がついに勝った。3日目の苦しいプレーとは別人のような自信に満ちあふれたラウンド。出だしの2番でこそボギーを叩いたが、3番からは3連続バーディ。以後も7番、9番、12番とバーディを重ねた。32-36、文句無しの68。
「どうやって自分を楽にするか考えました。小学校の頃、空き地でゴルフ大会をして遊んでいたときの気持ちに戻ってプレーしました」と横田。ゴルフは好ショットを望むゲームではなく、いかにミスを少なくするかのゲーム。日本プロでこの教訓を学んだのだと言う。

アマチュア時代には竜ヶ崎での日本オープン・ローアマに輝いたこともある。専修大を出て秋のプロテストに2位合格。翌95年のツアーで悠々のシード入り。しかし初優勝の望まれた96年、出入りの激しいゴルフが災いしてチャンスをものにできなかった。そして今年、優勝して当然と見られてきた「ヨコシン」が、ようやく勝った。
「嬉しい。とにかく今は喜びにひたりたい」という横田。飛び出そうとする体を押さえつけていたサイドブレーキがようやく外れた。もうエンジン全開。「調子が良くなっている。これからが楽しみです」

尾崎健夫も納得のできるゴルフをした。5バーディ、1ボギーと追い上げた。「これで十分。これ以上できない。自分なりに満足しているし、充実感もある。今後もこの調子で勝ちにいく!」

倉本昌弘が最終日、69をマークした。本当に久しぶりの60台。そろそろ復活してもいい頃だ。まだまだ引退するには早過ぎる年齢。かつての爆発力の倉本がよみがえってもおかしくはない。

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1997年 全日空オープンゴルフトーナメント



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