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田中秀道、2年ぶりの勝利。ツアー3勝目!

大本命と思われたジャンボ尾崎が信じられないような73を叩き、前日10位の田中秀道が66をマークして一気に大逆転。ツアー3勝目、2年ぶりの優勝でもあり、この大会の初代チャンピオンともなった。

田中はボギーなし。1番2番の連続バーディで波に乗り、インでもロングホールをしっかりバーディ。全部で6ホールを沈めた。「今年はいいゴルフができているのに、優勝のチャンスが訪れても 行けそうで行けないゴルフばっかりだった。自分でもツメの甘さを感じていた」という田中。「ワッツじゃないけど、ガマン強さをキープして、ボギーを叩かないことを心がけた結果が優勝に結びついた」という。

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心境の変化の影にはエピソードがある。日本プロで79と不本意なスコアを叩いたあとの三菱ギャラン練習日。ジャンボ尾崎に叱られた。「おまえのゴルフでなんで79が出るんだ。ゴルフをナメるんじゃない。運動選手というのは運を動かすんじゃないよ、運を引き寄せるものなんだ。そんなことも分からないのか!」

調子がいいときにチャンスをものにできない。マル(丸山)との差が何なのか、もっと考えて練習しろ、とも言われたという。この言葉が「グサッと」きた。ジャンボからも決して期待されていないわけじゃない、と自信にも繋がった。

最終18番では、完全イーグル狙いの超強気のパッティングだった。もしピンに当たっていなかったら、どこまで転がったか。「自分では入ったと思っていた。外すイメージはまったくなかった。返しのバーディパットも外すシーンなんて思い浮かばなかった」という。
いかにも田中らしい強気のゴルフが運をつかみとった。

その田中を叱責したジャンボ尾崎。ふつうなら絶対の勝ちパターンだった最終日に、まったくジャンボらしからぬゴルフをしてしまった。「体調不良、パッティングも視界もぜんぶ不良、朝からフラついていたし、夏バテかも知れない。もう少しパッティングが入れば気分も充実してくるんだけどなー」
この後の試合は全米プロ。「調整は飛行機の中で考える!」と言い残した。

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1998年 アイフルカップゴルフトーナメント



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