谷口徹のメッセージ「彼らが頑張らないといけない」
1998年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:06/25〜06/28 場所:瀬戸内海GC(岡山)
ジョーブ独走。あっさり今季3勝目!
コースコンディションは確かに難しかった。しかしステディなはずのワッツが意外なボギーボギーで後退。深堀、渡辺の日本人同盟も追い込むどころかズルズル落ちる一方で、定番 ジョーブがしっかり69をマークして、結果的には悠々の優勝をとげた。今季3勝目。
ジョーブはアウトは5番から3バーディ。あっさりトップを走りはじめた。守りに入る様子が見え始めた16番でまさかのダブルボギー。ふつうなら致命傷のはずだが、しかしここに付け入る選手が誰もいなかった。
「首位グループが崩れていることを知ったのは5番ホールを過ぎてから。自分としてはアンダーパーで回るのが目標だったのだが・・」と本人も内心は意外。
このところ勝てないまでも常に優勝戦線に顔を出している。「頭を使うゴルフをしているから」と言う。すると他の選手は頭を使うゴルフをしていない? 「いや、勝つチャンスが多くなればなるほど学ぶものが多くなるということです」 ちょっと政治家みたいな発言になってしまった。全英オープンの後は海外を転戦し、日本へは日本オープンくらいから帰ってくる予定だという。これで日本選手もしばらく安心できる、かな?
鈴木亨は優勝には届かなかったが、すでに全英出場資格のあるジョーブをのぞいた「最上位資格」となった。「プレーオフ、力が入りました。最上位で行きたかったんです。ミズノの最上位で行けるのは嬉しいです」
このほか加算賞金ランクでの全英出場が決まったのは水巻善典。「天候が悪い方が自分のゴルフには合ってる。でも行ってみないと分からないですね。米ツアーの練習仲間との位置関係もあるんで、いい成績を出さないといけないな」
あとの3人は谷口徹、「半袖でやりたいです」という細川和彦。また深堀圭一郎は「自分の肥やしにしたい。大好きなトム・ワトソンがなんで何回も優勝しているのかとか、丸山がどうしていい成績を残せるのかとか、いろいろ考えながらプレーしたいです」