藤田寛之、イーグル決まらず1打差3位
1998年 JCBクラシック仙台
期間:06/04〜06/07 場所:表蔵王国際GC(宮城)
水巻首位キープ。丸山茂樹が追い上げて2位!
水巻善典はスコアを3つ伸ばして首位をしっかりキープ。きれいに60台が3日揃った。女子ツアーでは不振だった福嶋晃子がついに首位に浮上しているが、それと歩調を合わせるように(?)丸山茂樹も66をマークして3打差の単独2位へ上がってきた。
更に2打差とはいえ3位グループには元気のいい選手がズラリと並んでいてまったく安心はできない。しかしこうなった以上、マルの明日の狙いはトップを追撃することだけ。このへんで花火を一発上げて不調からの完全脱出宣言をしてほしいところだ。
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首位を走っている水巻善典は13番でボギーとしたが14番でピン20センチ、18番では2.5メートルのバーディを決めて68。 「93年にこの試合に勝ったことがきっかけでアメリカへ行った。ここからまたやれたらいいなと思っている」と水巻。
自分のスタイルのゴルフに徹しようとしてきた。ボギーを減らすこと。バーディはあくまでチャンスが訪れたらとりにいくだけ。飛距離にも欲はない。「タイガーと練習していると、日本の他の選手がいくら飛ばしてきても気にならない」そうだ。ただ「丸山と回るとあまりいいスコアが出た記憶がないんだよね」
丸山茂樹は完全に復活した気配だ。しかし当人は「4~5メートルのパットさえ入ればスコアになるゴルフはしている。ショットは多少荒れたが、きょうはしっかりチャンスをものにできた」
「優勝を狙うというより、先週のように最終日に崩れるような甘いゴルフなんじゃないかとか、集中していなんじゃないかとか、そういうことばっかり気にしている。だからフッと気がついたら2位になっていたという感じ」
何がなんでも勝とうなどどいう単純な考え方ではないらしい。「こういう気持ちは大事だと思う」と本人も納得している。とはいうものの、もし上位(水巻)が伸びないようなら、もちろん優勝は狙いたいのだとか。かなり複雑な心境でゴルフをしている。