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首位交代。3日めは加瀬秀樹が14アンダー!

寒いうちは頑張っていた台湾の陳志忠、少し気温が上がってきた3日目は3位に後退。かわりに寒さにも強そうな加瀬秀樹が29-36の65をマークして一気にトーナメントリーダーの座を奪取した。

加瀬はアウトで9ホール中7ホールをバーディ。ものすごいラウンドだった。「試合では多分、初めてです。いい雰囲気でした。ここはインコースが難しいので、貯金はできたことだしこれからどうバック9を回って来ようかと考えていたんですが・・」
しかしインコースではイーブン。「アンダーパーで回りたかったんですが、ま、仕方ないです。明日はどれだけ冷静かつ執念をもってプレーできるか、です」

米ツアーでの経験が役にたっているという。コースの作りも米国ふうな部分が多いという。だから短い距離のホールでも戦略を考えて、あえてティショットを刻んで長いクラブをセカンドに持つこともある。「そのホールのベストな攻め方を考えながら、1打1打しっかり打っていく。そうするしかないわけです」

フィジーのディネッシ・チャンドは3日目を66。首位に1打差。「きのう66。今日も66。明日も66が出せればいい」と言う。「ここのコースは難しくて、自分にあっている」とも言う。
9歳から日本人との付き合いがあった。「日本に来るのが夢でした。8歳からキャディをやって、19歳でフィジーのプロテスト合格。20歳で来日。日本のプロテストには5回落ちました」 いまは千葉県の船橋に住んでいる。

2日目まで首位を走っていた陳志忠はちょっとペースダウンの71。8番のダボが痛かった。「ドライバーが右の道路に跳ねて17番のフェアウェイへ。いま思うと横に出すべきだった。欲を出して木に当てて5オン。でもこれで調子を乱しはしなかった。後半は本当によくガマンしたと思う」
「明日はパットさえ入ればチャンスがある。このコースなら5~6アンダーは出せるから」とまだまだ希望を捨ててはいない。可能性十分。

さらに下、首位に5打差の5位グループには杉本周作、藤木三郎、田中秀道川岸良兼など、ベテラン新鋭がひしめいている。もちろん調子絶好のフランコもいる。最終日はかなりの混戦になりそうな気配だ。

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1998年 デサントクラシックマンシングウェアカップ



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