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役者がそろった。明日は大激戦!

注目ナンバー1の19歳、セルヒオ・ガルシアが一時はトーナメントをリードした。しかしビヨーンも終盤挽回、2人ともに貯金を3つ増やしてそのまま首位を並走している。

最近ちょっとくすんだ印象のあった丸山茂樹がなんとボギーなしの10アンダー61というすごいラウンドを展開して、あっというまに3位グループに躍り出た。田中秀道も4つ伸ばして同じく7アンダーの3位グループ。賞金レース首位の尾崎直道も、丸山ほどではないが6アンダーをマークして大躍進している。すごい試合になった。明日最終日は目が離せない。

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ガルシアは5バーディ、2ボギー。「ボールもしっかり打ててる。パットも入ってるから自信も出てきてる。明日はボギーを打たないように。そしてバーディを多く。丸山サンの61もあることだし、どれくらいが優勝スコアになるかわからないからね」

天真らんまんにプレーしているように見える。しかし一歩抜け出すチャンスだった2オン狙いの18番セカンドは考え過ぎて大きく右に外してしまった。「待ち過ぎた。時間が長過ぎて、いろいろ考えてしまったんだ」

ビヨーンは最終ホールの3オンバーディでガルシアに追いついた。いい気分で最終日に入ることができた。「ガルシアとは欧州でもまだ回ったことはなかった。ワイルドなショットもあるが、いい素質だね。そのうちミスも少なくなっていくだろうね」 タイガー・ウッズもデビューの頃はそうだったとビヨーンは言う。「ま、明日はギャラリーがどうであろうと、日本選手がどうであろうと、自分のペースで自分のゴルフができると思う」

それにしても丸山茂樹の61は凄い。昨日は足の痛みで満足なゴルフもできなかったのに、一夜あけたら別人のような10バーディだ。そのうち4番~7番、12番~15番は4連続で入れている。「役満つもった感じ」だという。

「昨日の後半、つい投げ気味のゴルフになって崩れてしまった。その反省もあって、今日はマイナス7を出すぞと斉藤(キャディ)に行って出かけたんです」

試合は4日間でナンボ、ということを思い知ったともいう。イーグルをとって59だ!と意気込んだ18番で力が入りミス、イーグルどころかパーもけっこうヒヤヒヤものだった。「ボギーは叩かないと決めていたんで、最後のパーパットは胸がドキドキしてしまった」

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1999年 ダンロップフェニックストーナメント



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