フェニックス歴代覇者は上位で決勝ラウンドへ
2000年 Philip Morris Championship
期間:10/26〜10/29 場所:ABC GC(兵庫)
谷口逆転して4000万円獲得
片山晋呉が伸び悩んだ。下から追い上げたのは谷口徹と田中秀道。しかし終盤片山のボギーで谷口徹が一歩抜け出し、そのまま逃げきり。高額賞金4000万円を獲得して賞金ランクも1億3750万円に伸ばした。しかしこれでもまだ佐藤信人の1億4222万円に500万円弱足りない。
谷口徹はフロント9で4バーディ。後半は手堅く2パットパーを重ね、15番パー5を取って12アンダー。「いい戦いの中で競り合って勝てたのは大きい。今までは競って負けてたけど、最終日に競って逆転で勝てた。大きいです」
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決して安泰な優勝ではなかった。17番は2オン2パットでいい、18番ロングのバーディで勝負しようとは思っていたが、その最終ホールは5メートルへの3オン。「奥には行かせたくなかった。絶対届かないクラブで打ったから。イーグルが出ない限り勝てる状況と思っていたんですが・・」 それだけに17番ホギーで一歩後退したはずの片山のセカンドには「逆転イーグルとられたか」とヒヤリとし、プレオーフも覚悟した。もしプレーオフになったらフェアウェイに打つことだけ考えてプレーしよとあらかじめ心を決めた。
結果は片山パーで1打差のまま逃げきり成功。賞金は4000万円。賞金王にあとすこしで届く。もちろんしっかり意識している。 「(佐藤信人は)1アンダーですか。けっこう頑張ったんですね。ボクもQスクール行くんでカシオ、日本シリーズに出られないけど、彼もアメックスで出られないからね。アメックスに出場したことを後悔させるように頑張ります。」
賞金も今までは1億円の大台が目標だった。しかし今回で上方修正。目標は2億円に変わった。「あと3試合。ぜんぶ優勝するつもりでやります」 もっともっと貪欲にプレーしたいという。「うまいゴルファーはたくさんいるけど、強いプレーヤーがいない。ボクは強いゴルファーになりたい。今のタイガー、ちょっと昔のジャンボさんみたいに」