宮本勝昌、池田勇太がニューボールをアピール
2000年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/19〜10/22 場所:袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース(千葉)
佐藤信人、逆転して今季V4
前半もたついたものの、それでも途中までは宮本勝昌の優勝確定か?という雰囲気だった。しかし宮本は15番で使用球ペナルティ付加のボギーとしたまま終盤伸ばせず。追い込んできた佐藤信人が16番、18番のバーディで逆転。佐藤信人は今季4勝目をあげ、賞金獲得額も1億4000万円。賞金王の座にまた一歩近づいた。
宮本勝昌は15番のティに上がる前に、ボールを換えた。ティショットを打ち、セカンド地点で自分の使用球、ツアーステージMC392Sではないことに気がついた。「伊沢さんのボールでした。何かの拍子でキャディが伊沢さんのボールを持っていたらしい。ボクの不注意です。いい経験をしました」
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ツアー競技規則「ワンボールの条件」に抵触。2ペナルティ。「失格かと思った。2ペナと聞いてホッとしました。このホールは長いボギーパットを入れることができたし、まだまだ神様も見捨ててないな、と思ったんですが・・」
この時点で神様はまだ見捨てていなかったかも知れないが、その神様は以降佐藤信人に肩入れすることに決めたようだ。佐藤は16番パー5でカラーから18メートルを入れてバーディ。18番のパー5も6メートルをど真ん中から決めてこれもバーディ。宮本を抜き去った。
「18番のパットは気負いもシビレもなかったです。こういうパットが入ったりするのかな、という予感じゃないですけど何かありました。今日は嬉しいんですけど宮本くんの件(15番)があるんで手放しで喜べない感じ。気の毒というか、怖いというか・・」
最終日最終組は今年7回目という。「いつも楽しんでるんです。余裕があるから成績がいいのか、成績がいいから余裕があるのか、わからない。でも余計なプレッシャーがないんで、そういうふうに考えられる。今週は地元で応援もたくさん来てるし、いいとこ見せられてよかった。楽しんでやろうとしたのが良かったですね」