額賀が単独首位で決勝へ 17歳アマ伊藤誠道がプロ宣言/男子ファイナルQT4日目
2000年 三菱自動車トーナメント
期間:05/25〜05/28 場所:蒲生GC(滋賀)
3日目はミノザ。インで爆発して首位
雨の3日目。手島多一はわずか1バーディの別人のようなゴルフで大きく後退。佐藤信人もスコアを伸ばすことはできなかった。そんな悪コンディションの中、アウトはジッとガマンのフランキー・ミノザがインで大爆発。面白いように決まって5バーディをマークした。これで一気に11アンダーだ。日替わり爆発の様相を呈している今週の試合、正念場の明日は誰が突っ走るのだろう。
ミノザのアウトとインは別人のようなゴルフに変貌した。アウトは13パット。拾いまくりながらのパープレーだったが、インの13パットはすべてバーディを放りこんでの5アンダー。「インはショット、パットが良かったが、アウトはまあまあだね。だいたいパットは良かったのにショットのミスが多かったから」
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先週の初日、ロングパターで3パットが連発した。それで2日目からノーマルな長さのパターに切り換えた。そのパターが今週は冴えた。「明日、今日と同じようなゴルフができればチャンスはあると思う。雨の日のゴルフは誰も好きじゃないだろうし、私も嫌いだ。ま、寒いよりはいいけどね」 幸い、今日の主催者発表の気温は21度弱。確かに寒くはなかった。
佐藤信人は前半に2バーディ。しかし後半は10番、18番をボギー。「ショットがフェアウェイに行かないで苦労した。苦労しながらも拾って耐え続けただけです。ショットはまぁこんなものです。素晴らしくはないが、悲観するほど悪くもない。よく耐えられたなと思います」
自分のゴルフが特に悪かったとは思わない。「フランキーがこんな天気の中、すばらしい5アンダーでプレーしたから、こんな差になった。先週も晋呉(片山)の独走かと思ったらバタついて接戦になったし、ああいうこともあるんで最後まで諦めません」
首位争いの週が続いている。「本当は疲れてるんでしょうが、あまり感じません。こういう位置にいられることを幸せに感じます。疲れたなんて言ってられません」
試合中、無表情と言われるという。「感情を出さないようにしてるんです。本当は短気なんです。でも感情の起伏が出ると集中力がなくなってしまう。だから必死に抑えるようにしています」
もし1回でも怒ったら5000円の罰金を払う、とキャディと約束しているのだという。「5000円かかってると、怒らなくなりますよ。それにテレビを見て、怒ってる顔はみっとも良くないなと思ったこともありますし・・・」
現在、賞金レースの首位。今週も大幅加算のチャンスがめぐってきている。