「セガサミーカップ」フォトギャラリー
2013年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/04〜07/07 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
薗田が逃げ切り3シーズンぶり2勝目! 松山は4位タイ
◇国内男子◇長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 最終日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7096ヤード(パー72)
2打差のリードをつけて単独首位からスタートした薗田峻輔が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算20アンダーで逃げ切り勝利。連日のバーディ合戦を制し、2010年「ミズノオープン」での初優勝から約3年を経て、待望のツアー通算2勝目を手にした。
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通算17アンダーの2位タイには、「65」をマークした近藤共弘と、昨年のチャレンジツアー賞金王・河野祐輝の2人。河野の2位タイフィニッシュは、08年プロ転向後からのキャリアベストとなる。
5打差を追う松山英樹は、前半アウトに4連続を含む6バーディで一時は首位の薗田を捕らえたが、サンデーバックナインに伸び悩み、通算16アンダーの4位タイで逆転は叶わず。同順位にはS.K.ホ(韓国)と谷原秀人が並んでいる。通算15アンダーの7位タイには藤田寛之と宮里優作が続いた。
<薗田峻輔、3年ぶりの勝利「いろんな所に沁みます」>
松山が、近藤が、小平がその背中を必死で追おうが、薗田は悠然とトップを走り続けた。3日目に自己ベストの「61」を叩き出して単独トップに立ったリーダーは、後続の選手たちが猛チャージを見せる中、3番(パー5)でバーディを先行。その後4メートルを沈めた5番から2連続バーディを奪った。後半は16番(パー3)で3パットボギーを叩いたが、最後は安全運転。大会名誉会長の長嶋茂雄氏から祝福されると、「2010年にプレーオフで敗れたことを覚えてくださっていた」と感無量といった表情を浮かべた。
「色んな所に沁みますね。幸せです。ちゃんとゴルフができることを実感できる」。1月のトレーニング中に左ひざを負傷し、公傷制度を利用して序盤戦を欠場。2月の手術を経て、リハビリを開始した際には「歩けなくて、これで大丈夫か?」と不安ばかり。だからこそ「公傷を使っていかにシード権をキープするかを第一に考えていた」。しかし朝から晩までトレーニングジムにいた春先の我慢は、嘘をつかなかった。
ルーキーイヤーにいきなり初優勝した2010年から3年。“キング”と称されたアマチュア時代を考えれば、“ようやく2勝目”といった感覚もよぎる。だが薗田は自信を持って言った。「何度か優勝争いもしたし、悔しい負けも味わってきた。これが長かったとは思わない。いろんな経験をして、今があるんだと思います。技術面も、フィジカルも成長した。無駄な時間ではなかった」。将来を嘱望される若きプロが、北の大地でリスタートを切った。
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