【スーパースロー】藤本佳則のドライバーショット
2013年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯
期間:05/16〜05/19 場所:総武カントリークラブ 総武コース(千葉)
藤本が単独首位へ! 松山は2ペナが響き一歩後退、池田は棄権
国内男子◇日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2日目◇総武カントリークラブ 総武コース(千葉)◇7,327ヤード(パー71)
首位を3打差で追う藤本佳則が7バーディ、1ボギーの「65」をマーク。上がりの3連続バーディでリーダーズボードを一気に駆け上がり、通算8アンダーで単独首位に浮上。昨年制した「日本ゴルフツアー選手権」に続く2つ目の日本タイトルに向け、絶好のポジションで決勝ラウンドを迎える。
<< 下に続く >>
通算6アンダーの2位タイに呉阿順(中国)と小平智。首位に1打差の4アンダー2位タイからスタートした松山英樹は、2バーディ、ノーボギでホールアウトしたが、15番でティショットを左の林に曲げた後の2打目地点で問題が発覚。クラブをソールした時にボールが動いたことに気づかないまま2打目を打ったことでルール規則18-2に抵触。2打のペナルティが課せられてこのホールがダボに訂正され、通算4アンダー4位タイへの後退となった。同順位には、深堀圭一郎、宮里優作が並んでいる。
前年大会優勝の谷口徹は2つ伸ばし、通算1オーバーの22位タイで決勝へ。ホストプロで09年大会優勝者の池田勇太は、背筋痛のため9ホール終了後に途中棄権となった。
<藤本佳則 勇気ある撤退が奏功>
初日から2日間を通じてベストスコアの「65」を叩き出した藤本が、7つのバーディよりも誇らしげに語ったのが、スタートホールでの“勇気ある撤退”だった。ティショットを右サイドの林に打ち込んだ出だしの1番。わずかな隙間からグリーンが望めたが、強硬策は選択せず真横のフェアウェイに出した。しかし続く第3打、残り174ヤードを7番アイアンで狙うと、ピンそば1メートルにつくショットを見せパーセーブ。「今日で一番良かったと思う。僕自身、成長できたところ」と、大きく盛り上がった胸を張った。
続く2番で6メートルを沈めたのをきっかけに、その後はグリーン上でのプレーが冴え続けて一気に浮上。「開幕からショットは良いのに、パットが入らなかった。いつか入るはず、と思ってずっとやってきた。ゴルフはパターですね」。15番で唯一のボギーを叩いたが、16番から3連続バーディフィニッシュ。最終18番では手前のラフからの第3打を直接カップに沈め、ウェッジを高々と上げて歓声に応えた。
同学年の小平智、東北福祉大時代の後輩、松山英樹らに背中を追われる決勝ラウンド。だが「誰が、誰と、というのは無い」。昨年「日本ゴルフツアー選手権」で、日本人選手最速となる5試合目でのメジャー優勝を成し遂げた。プロ4戦目で今大会を迎えた松山が勝てば、この記録も更新されるが「いずれ抜かれることもある。勝った人がすごいのであって、抜かれようが、僕がその辺はどちらでもいい」と、求めるのはあくまで自身のツアー通算2勝目だ。
- 国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ2013」練習場LIVE
-
国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ2013」会場の大洗ゴルフ倶楽部練習場から生中継!松山英樹、藤田寛之など注目選手の練習風景を石井忍プロの解説付きでお届けします。
【ライブ中継予定】
5月31日(金)6:30~9:00、10:30~16:00
6月1日(土)8:00~11:00、14:00~16:00