藤田寛之、谷口徹 賞金王争いを演じる両者は苦しい予選ラウンド
2001年 サン・クロレラクラシック
期間:08/02〜08/05 場所:札幌ベイGC(北海道)
プレーオフで藤田寛之が4年ぶりのツアー2勝目
サン・クロレラ クラシックの最終日は風が少しおとなしくなり、スコアが動いた。前日首位に立った飯合肇、1打差の2位につけていた井田安則はスコアを伸ばせず終盤まで混戦状態が続いた。
初日トップでスタートしたが、3日目にスコアを崩しイーブンパースタートの友利勝良が猛烈な追い上げを見せ、18番パー5でバーディを奪い5アンダーの単独首位でホールアウトした。そして16番ぱー3でバーディを奪い4アンダーグループに加わった藤田寛之も18番でバーディを奪い友利に並んだ。。
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スコアを伸ばせず苦しい展開の最終組は、井田が16番でボギーを叩き3アンダーに後退。飯合は4アンダーで最終18番ホールに入った。2オンには失敗したが、バンカーからのサードショットをピン手前1メートルに寄せた。これで3人のプレーオフかと思われたが、飯合はこのバーディパットを外してしまった。
プレーオフは18番パー5で行われ、3打目で明暗が分かれた。藤田のショットはピン横1.5メートルについたが、友利のショットは少し短くバンカーへ。バンカーからピン手前2メートルに寄せた友利だが、このパーパットを外し万事休す。藤田が4年ぶりのツアー2勝目をあげた。
「まず、信じられないですね。今日は自分の中では明確にトップを狙っていない状態だった。調子は悪かったですけど、流れは自分の方にあった。18番でバーディを取ったときに『やった!』と思った」
3日目に69をマークし8位まで順位を戻したディフェンディングチャンピオンのジャンボ尾崎は、スタートの1番でいきなりイーグルを奪った。そして6番パー3ではホールインワンを達成。優勝争いに加わるかと思われたが、その後はボギーを3つ叩くなど勢いに乗り切れず1アンダーの10位タイで終了した。