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昨年の仇を取った!田中秀道が快心の逆転優勝。

スポーツ振興カントリークラブ山の原コースで行われた「つるやオープン」最終日。 首位河村雅之に5打差の3位タイでスタートした田中秀道が66でまわり、大逆転で今シーズン1勝目をあげた。

最終組の1つ前でスタートした田中は、1番ティショットを左に大きく曲げOB。いきなりダブルボギーを叩いた。「がっかりのスタートになってしまったんですけど、その怒りが、この先もう行くしかないという状況でしたね」あきらめではなく、開き直りがいい方向につながった。
6番から10番まで5連続バーディ。予選ラウンドの河村をもしのぐバーディラッシュを見せ一気に優勝争いに加わった。 そして迎えた15番パー5「今日のスタートがダボだったから、ここで刻むようじゃダメだと思って、セカンドはスプーンで思い切っていきました。結果を気にせず思い切りましたが、いいショットが出せました」ピン奥5メートルのイーグルパットを決め、14アンダーまでスコアを伸ばした。

最終18番ホールは、昨年セカンドショットをギャラリースタンドに入れ、バックウェルに追いつかれてしまった苦い思い出のホール。「昨年のイメージもあるので、その仇をきちんと取りたいという気持ちでやりました。それに、河村さんも17番で絶対に(バーディを)取ってくると思っていたので・・・」
この最終ホールをバーディで締めくくり14アンダーで今シーズンの1勝目をあげた。同じ広島出身の河村に勝てたことはうれしいという。

予選ラウンドを怒涛のバーディラッシュでトップを走った河村雅之は、3日目に耐えて2位に4打差をつけて最終日を迎えた。「ちょっと固くなってしまった。パッティングは最悪」と振り返るように、なかなかバーディが出せなかった。
田中がスコアを伸ばしているのには気づかず、最終組ばかり気にしていた河村は、15番ホールでリーダーボードを確認。この時すでに逆転され3打差をつけられていた。「気持ちは攻めるぞ!と思っていたけど、良くなるきっかけがつかめなかった。あっという間に18ホール終わったよ」

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2001年 つるやオープンゴルフトーナメント



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