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豪雨のため第3ラウンドは中止。54ホールに短縮された!

国内男子ツアー「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」の3日目は、前日の夜中から降り続いた雨のためコースコンディションは最悪の状態だった。トップスタートの組が1番ホールをプレーしたが、グリーン上にも水溜りができる状態で、協議委員の判断により中断となった。

しばらく様子を見ることになったが、天候は回復に向かわず、11時10分にサスペンデッドになった。明日、最終日に第3ラウンドのやり直しになり、大会は54ホールに短縮となった。

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この短縮という事態は、選手たちにとっては大きな意味がある。1ラウンド分短縮になると、賞金が75パーセントしか配当にならないのだ。したがって優勝賞金は2,400万円の予定が、1,800万円に減少してしまう。次週の最終戦には、米国Qスクール出場のため欠場する佐藤信人にとっては、この試合で優勝し賞金ランキングで首位に踊り出る目標があった。

現在佐藤は、首位のブレンダン・ジョーンズとは8打差と開きがあるが、この差もあと1日と2日間では追いつく可能性も変わってくる。さらに、賞金が減少するとなっては、「本当に残念です。しょうがないですよね」とクラブハウスから外を見つめることしかできなかった。

さらに、70位までのシード権を争う選手たちにとってもこの短縮による賞金の減額は大きな影響を与えそうだ。現在ランキング73位で、前日予選落ちを喫した広田悟にとっては、予選通過者の賞金が減ることをもっとも望んでいる1人だ。現在73位の広田は、シードぎりぎりのところに位置し、昨日予選落ちとなった。あとは神頼みといったところしかない。

試合は現在首位のジョーンズが2位以下を3打以上リードしているが、明日はグリーンの状態も昨日までとは異なる。そのまま逃げ切ることができるだろうか。それとも、尾崎健夫飯合肇といった48歳のベテラン勢が追い上げを見せるか見所は豊富だ。

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2002年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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