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谷口伸びず! S.レイコックが日本ツアー初優勝

国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」は、15アンダー首位タイからスタートしたオーストラリアのスコットレイコックが、スコアを1つ伸ばし16アンダーでツアー初優勝を挙げた。

スタートの1番ホールでいきなりボギーを叩いてしまったレイコックだが、続く2番パー5ですぐにバーディを奪いリズムを整えることができた。その後は安定したゴルフで9番バーディ、14番ボギー以外はパーを繰り返した。

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勝負どころとなったのは16番パー5だった。15アンダーで並んでいた谷口は当然のようにドライバーを手にしたが、レイコックは3Wでティショットを行った。そして、セカンドショットも3Wを使用し2オンに成功、2パットでバーディを奪った。一方の谷口は3オンしたがバーディパットは決まらなかった。

「1番のボギーは自分にとっていいスタートだと思いました。日本ツアーでは勝てそうで勝てない。これで重荷が取れました。先週ニュージーランドのデビッド・スメイルが優勝して、おしりを叩かれた思いです。このままプレーしていれば、私も優勝できるとは思っていました」

今週はオーストラリアから家族が応援にきていたというレイコックは、ウィニングパットを決めると、長男を抱え喜びを分かち合った。

今シーズンの5勝目を狙った谷口徹は、5番パー3でボギーが先行し、11番でも落とした。12、14番でバーディを奪い再び15アンダーでレイコックに並んだのだが、16番でバーディを奪えなかったのが効いてしまったようだ。

そして、この日ギャラリーを沸かせたのが片山晋呉だった。2、3番でバーディを奪い勢いに乗った片山は、午前中だけで4つ伸ばした。10番でボギーを叩いたが、12、15番でもバーディを奪い15アンダーのレイコック、谷口と並んだのだ。

勢いから見ると完全に片山ペースとなったが、16番でバーディを取りそこねると、17番でも惜しいバーディパットを外してしまった。そして最終18番、セカンドショットはピン手前に落ちたのだが、スピンで大きく戻ってしまい、バーディを奪うことはできなかった。

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2002年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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