【’12年10月第3週】谷口徹、キム・ソヒの優勝パター
2002年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/24〜10/27 場所:袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース(千葉)
最終ホールでガッツポーズ!谷口が15アンダーでレイコックを捕らえた!
国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」3日目は、前日夜から降り出した雨の影響で芝生が水を含んだ状態だった。午後になって雨は収まったが、曇り空に気温は15度を下回る寒さとの戦いでもあった。
首位に立ったのは、10アンダー2位からスタートした谷口徹とスコット・レイコックの2人。4つあるパー5で確実にバーディを奪った谷口は、5ストローク伸ばして15アンダー。今シーズンの5勝目が見えてきた。16、18番のパー5は計算通りバーディを奪ったが、17番パー3では、ティショットをグリーン左サイドのバンカーに入れてボギー。明日最終日も終盤の3ホールがカギとなるだろう。
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12アンダー単独首位でスタートしたレイコックは、スコアを伸ばしたい2番パー5でボギーを叩き出遅れてしまった。首位の座を谷口に譲ったが、その後は着実にスコアを伸ばした。そして、16番でこの日4つ目のバーディを奪い谷口に追いつくことができた。日本ツアーで優勝経験のないレイコックだが、先週「日本オープン」でツアー初優勝したデビッド・スメイルに続くことができるだろうか。
首位の2人とは4ストローク離されてしまったが、3位には今野康晴と横田真一が並んでいる。9番ホールから4連続バーディを奪った今野は、12アンダーまで伸ばしていた。しかし、14番でこの日2つ目のボギーを叩き、16、18番のパー5でもバーディを奪うことができなかった。16番では2打目が池に捕まり、そのままウォーターショットを試みたが、ボールは出ただけ。先週の日本オープンでは優勝を逃した感があるため、今週こそシーズン3勝目をつかみたい。
8アンダー7位からスタートした横田は、序盤4、5番ホールで連続ボギーを叩き苦しい展開となった。しかし、9番パー5でのバーディをきっかけに、パットが決まりだし5つのバーディを重ねた。
また、片山晋呉、佐々木久行と並んで、中国の張連偉が10アンダー5位に浮上してきた。先週マカオ島で行われたアジアPGAダビドフツアーで、2年連続優勝を果たしたばかりの張が、好調なゴルフを見せている。こちらもレイコック同様、日本ツアーで優勝経験がなく、初優勝を狙っている1人だ。
そして9アンダー8位には、ディフェンディングチャンピオンの伊沢利光が3ストローク伸ばしている。2日目にはボギーを2つ叩くなど伸び悩んだが、この日は10番でダブルボギーを叩きながらも5つのバーディを奪った。首位とは6打差あるが、最終日に爆発的なスコアをマークしてもらいたい。