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強風でもスコアを伸ばしたS.K.ホがツアー初優勝を果たした!

国内男子ツアー「住建産業オープン広島ゴルフトーナメント」は、3日目に風が出始め、最終日は強風に包まれた。沖縄に接近する台風8号に加え、瀬戸内海地域独特の風が吹き荒れ、選手たちのボールコントロールを狂わせた。

この風の中、スコアを伸ばしたのは韓国のS.K.ホだった。4、5番ホールで連続ボギーを叩いたが、続く6、7番ですかさず連続バーディを奪った。そして後半12、14番でバーディを奪い、14アンダーでツアー初優勝を飾った。

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「うれしいですね。今年は3回、最終組で回ったことがあるけど。今回やっと優勝できて本当にうれしいですね。自分としては優勝は早かった。来年のシードを取るのが一番の目標だったから」

最終的に2位に3打差をつけた楽勝ムードになったが、中盤はニュージーランドのD.スメイルが13アンダーで並んでいた。勝負の別れ目は14番ホールだった。フェアウェイセンターから2オンに成功したが、バーディを奪えなかったスメイルに対し、ホはラフからのセカンドでピン横につけ、6メートルのバーディパットを沈めた。その直後、スメイルは15番から3ホール連続でボギーを叩き、崩れ落ちてしまった。

「毎年1、2月はニュージーランドに行って練習をしている。向こうではアプローチやパッティングの練習を重点的にやっていた。ニュージーランドは風が強いので、風が吹くのは気にならなかった」ニュージーランド出身のスメイルは風でスコアを崩すという、なんとも皮肉な結果になった。

ホは、今シーズンのトップ10入り、そして日本のメジャー獲りが目標と言う。「日本のメジャーに勝てたら米国ツアーの事を考えたい」。ホの父親は、現在韓国PGAの競技委員を勤め、以前はゴルフ場を経営しながらティーチングプロをしていたという。韓国のサラブレッドが、まだまだ日本ツアーで活躍しそうだ。

11アンダー単独2位に入ったのは小山内護。8番パー5でイーグルを奪った小山内は、ダブルボギーを叩きながらも3ストローク伸ばした。「今日は山あり、谷あり。後半、途中トップのスコアがどれくらいか分からなかった。ショットとアプローチはもう大丈夫。問題はパター」。5月の日本プロゴルフ選手権で、最終日に最終組でラウンドしたが、大崩れをしてしまった。その後調子を崩していたが、今回の成績で自信を取り戻してもらいたい。

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2002年 住建産業オープン広島ゴルフトーナメント



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