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最終組は伸ばせず、久保谷、鈴木が首位で上位は混戦になった

国内男子「JCB クラシック仙台」は、3日目も好天に恵まれた。最高気温は31度、東北宮城での開催とは思えないような暑さが選手を苦しめた。しかし、スコアを伸ばせなかったのは最終組の3人くらいで、他の選手はバーディラッシュを見せた。

順位が大きく入れ替わり、12アンダーで首位に立ったのは久保谷健一鈴木亨の2人。今シーズンの公式戦第一戦「日本プロ」で優勝した久保谷は、翌週も優勝し今週早くも3勝目を狙っている。

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この日の久保谷は前半で4つスコアを伸ばし、後半にも3つのバーディを奪った。「ここのコースは、グリーンがいつもより小さいので、グリーンに乗って、綺麗に打てればカップの近くに行けそうなグリーン。パットの調子がいいと、プロゴルファーにとって前向きにできる。薬みたいなものですね」

9番では8メートルのバーディパットを決めた久保谷は、10番パー3でも10メートルを超えるパーパットを沈めるなど、パッティングがさえていた。「パッティングが良くなったのは。いつも本番になったら手が動かなくなるので、練習のときから本番だと思って練習をしています」

そして、久保谷と並んで首位になったのが6バーディを奪った鈴木亨。7番パー5でバーディを奪った鈴木は、勝負どころでバーディを奪った。特に他の選手が苦しんだ終盤の17、18番で連続してスコアを伸ばし一気に首位に踊り出てきた。

新幹線で宮城に乗り込んだ鈴木は「中嶋さんの車でコースに来ています。先週の優勝者に運転手をしてもらうのは気分がいいですね(笑)。明日は中嶋さんと回りたい気持ちもありましたし、中嶋さんからも『12アンダーで待っている』と言われていた」

先週の優勝から好調を続けていた中嶋は、この日はパッティングに苦しんだ。バーディチャンスにつけてもパットが決まらず、この日はスコアを伸ばせなかった。それでも首位とは2打差。中嶋と同じ10アンダーまでに8人がひしめく混戦状態に、最終日の優勝争いが楽しみになってきた。

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2002年 JCBクラシック仙台



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