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K.バーンズがツアー初勝利! 伊藤誠道は高校生Vならず

北海道の札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで開催された、国内男子ツアーの第15戦「ANAオープンゴルフトーナメント」の最終日。首位タイからスタートしたカート・バーンズ(オーストラリア)が4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算13アンダーでツアー初勝利を手にした。

同じく首位タイからスタートした16歳の伊藤誠道(杉並学院高1年)はボギーが先行する苦しい展開を強いられ、1バーディ、3ボギーの「74」。通算10アンダーの単独6位に後退し、石川遼に次ぐ2人目の高校生優勝は叶わなかった。通算12アンダーの2位タイには片山晋呉小田孔明近藤共弘。通算11アンダーの単独5位にH.T.キム(韓国)。前年大会覇者の池田勇太は通算9アンダーの7位タイで終えた。

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カート・バーンズ「今年勝てると思っていた」>
大会最終日は4日間で一番気温が低くなり、時折降る雨が体に冷たい。フェアウェイは水を含んで軟らかくなり、ラフも重たいという状況でカート・バーンズの飛距離はやはり有利に働いた。

出だしの1番、左ラフからのショットはグリーンに落ちるとバックスピンでピンそば1mにぴたり。バーディ発進とすると、5番(パー5)は楽々3mに2オン成功。イーグルパットこそ決められなかったが、このホールもバーディとし序盤からゲームを支配した。

8番(パー3)で3パットのボギーを叩くも「残りホールがまだあったので、リラックスしていた」と冷静さを失わない。「ここ何ヶ月か良いゴルフができていたので、自信はあった」という言葉通り、そのまま逃げ切ってツアー参戦2年目にしてうれしい初優勝を飾った。

<高校1年の伊藤誠道は「すごく楽しかったです」>
首位タイでスタートしたアマチュアの伊藤誠道は、最終日はボギーが先行する苦しいゴルフ。4番でアプローチを2mに寄せるも決められずにボギーとすると、8番(パー3)も同じ距離のパーパットがカップをなめる。「(パットは)狙ったところに出たんだけど、芝のいたずらで外れちゃった。しょうがない」。

10番でこの日唯一のバーディを奪ったものの、終わってみれば1バーディ3ボギーの「74」。通算10アンダーとスコアを落としたが、プロに混じっての4日間の戦いを6位で終え、「悔しいは悔しいけど、まだアマチュアなのでこれを勉強にしてまた頑張りたい」と、すがすがしい笑顔を見せた。

小田孔明、一打及ばず無念の2位>
最終18番、フェアウェイから残り189ヤードを5Iでフルショットした小田孔明だったが、グリーン奥に切られたピンに対し、小田の球は辛うじてグリーン手前に乗っただけ。それでも20mのバーディパットは「絶対に入れてやろうと思った」。しかし、球はラインには乗っていたもののカップ直前で力尽き、優勝したバーンズには1打届かなかった。

「気合が足りなかったのが、1打の違い。3日目にトップに立たないと無理だね」と自虐的に笑ったが、「次はストップ・ザ・外国人で頑張ります」とすぐに気持ちを新たにしていた。

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2011年 ANAオープンゴルフトーナメント



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