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単独首位の平塚を、池田が1打差で追う!遼は大乱調

北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー第10戦「サン・クロレラ クラシック」の初日、平塚哲二が9バーディ、2ボギーの「65」でラウンドし単独首位に立った。

1番、2番を連続バーディでスタートした平塚だったが、続く3番、4番で連続ボギーを叩きイーブンパーとするも、中盤から終盤にかけて7つのバーディを量産。暫定首位に立っていた池田勇太を17番で捕らえ、18番パー4でバーディを奪って、一気に首位に躍り出た。

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首位と3打差の単独3位には、キラデク・アフィバーンラト(タイ)が続いている。ディフェンディングチャンピオンの高山忠洋はイーブンパーの40位タイ。

前週の「セガサミーカップ-」でキム・キョンテ(韓国)との優勝争いを演じた石川遼は、今週はショットの精彩を欠き大乱調。3バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー、123位タイと大きく出遅れている。

<平塚は左手痛の中でパットが好調>
初日午後スタートとなった平塚がバーディラッシュで単独首位スタートに成功した。立ち上がりは1番から2連続バーディ、3番から2連続ボギーと慌ただしかったが、その後7つのバーディを重ね、正午前にはラウンドを終えて単独トップに立っていた池田を抜き去った。難易度の高さで知られる小樽カントリー倶楽部で「65」。左手甲の痛みで練習ができない日々が続く中、パッティングで好スコアをマークした。2009年の「中日クラウンズ」以来となる通算6勝目への期待が高まるが「優勝争いとか何にも考えてないです」と残り3日間も無欲で戦っていく。

<首位に1打差の池田「うまくつながった」>
単独2位と好発進した池田は、出だしの2番でセカンドショットをグリーン手前の池に入れてボギーが先行。しかし5番からの連続バーディで勢いに乗り、2オンに成功した9番(パー5)で7メートルを沈めイーグルを奪った。「難しいコースとは分かっている。でもミスをしても我慢していればチャンスは来ると思っていた結果。今日はうまくつながってくれた」。2週前の「全英オープン」では出場6人の日本勢でただ一人決勝ラウンドへ進出。今季初勝利へ向け、態勢は整いつつある。

<アマチュアの松山英樹はやや出遅れ>
予選落ちとなった前週の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」に続き、今季2戦目のプロツアーを戦う松山は3バーディ、4ボギーの「73」。3パットした9番から、11、12番とボギーが重なる苦しい展開を強いられたが、最終18番で3オン1パットでパーを拾うなど終盤の粘り強さが光った。それでも「練習したがなかなか調子が上がらない」と表情はもう一つ。「もっとピンに絡むショットを。きょうのミスを反省して調整したい」と巻き返しを誓っていた。【小樽市/桂川洋一】

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