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D.チャンドとの熾烈な争いを制し、野上が涙のバースデー優勝!

広島県の広島カンツリー倶楽部八本松コースで行われている、国内男子ツアー第13戦「ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント」の最終日。強い雨が降りしきる悪天候の中、終盤、野上貴夫ディネッシュ・チャンド(フィジー)の激しいトップ争いが繰り広げられ、最終的に通算14アンダーで、野上がツアー初優勝の栄冠を掴んだ。

首位からスタートした、野上は最終日もクレバーなゴルフを最後まで続けた。2番でバーディを奪った後、3番でボギーを叩くといった苦しい場面もあったが、すぐさま4番でバーディを取り返す我慢強いプレーを続けた。勝利の女神が微笑んだのは、15番パー5。ここでバーディを奪い、先に通算13アンダーでホールアウトしていたチャンドを引き離した。その後は終始安定したプレーでパーセーブに成功。18番では、プレッシャーのかかるパーセーブパットを見事に決めて、自身の誕生日をツアー初勝利で飾った。

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そんな野上を最後まで苦しめたのがチャンドだ。14番、15番で連続バーディを奪うなど、この日はショット、パットともに冴えを見せ8つスコアを伸ばす猛チャージ。強い雨という悪条件をものともせず、ロングパットを次々に沈めたプレーは見事だった。結果的には、通算13アンダーの単独2位で終わったが、次週のトーナメントにつながるプレーを披露した。

そのほかの注目選手では、前日の2位からスタートした佐藤信人が、通算10アンダーの単独3位でホールアウト。また、ディフェンディングチャンピオンの片山晋呉は、通算7アンダーの7位タイでフィニッシュ。3位からスタートした中川勝弥も、最終日は15番パー5でトリプルボギーを叩くなどスコアを崩して、通算7アンダーの7位タイで競技を終えている。

2005年 ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント



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