2005年 マンダムルシードよみうりオープン
期間:06/16〜06/19 場所:よみうりカントリークラブ(兵庫)
最終18番で見せた渾身の1打!相性抜群の広田悟がツアー初優勝!
兵庫県のよみうりカントリークラブで行われている、国内男子ツアー第10戦「マンダムルシードよみうりオープン」の最終日。優勝争いをする川岸良兼、秋葉真一、平塚哲二の3人に、今季初優勝を飾った高山忠洋と、毎年上位に食い込み大会と相性抜群の広田悟が追いつき、一時は首位に5人が並ぶ大混戦となった。
試合が動いたのは後半のバックナイン。先に勝負を仕掛けたのは復活優勝が期待される“怪物”川岸良兼だった。11、12番で連続バーディを奪い一歩抜け出したが、14番でアプローチに失敗し、痛恨のダブルボギーをたたいた。16番パー5で2オンに成功し首位に並んだが、17番では、ティショットを大きく右に曲げてスコアを落とす展開。結局通算16アンダーの4位タイで復活優勝はまたしてもおあずけとなった。
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この大激戦を制したのは最終組の2つ前を行く広田悟だった。前半9ホールで3つのバーディを奪い首位に並ぶと、その後も初優勝のプレッシャーを感じさせないマイペースなゴルフでスコアを伸ばしていく。17アンダーで迎えた最終18番パー5、池の上から果敢に2オンを狙ってグリーン奥に運び、そこから確実に寄せて快心のバーディ。通算18アンダーで嬉しいツアー初優勝を飾った。
また、最後まで優勝を諦めず素晴らしいプレーを見せてくれたのが、地元関西での優勝を狙う平塚哲二。16番でバーディ、17番ではチップインバーディを奪い2打差まで詰め寄った。迎えた最終18番、ティショットが右のラフにつかまり、2オンを狙うのが難しく、さらにグリーン手前の左には大きな池が待ち構えていたが、寸前で池をかわしグリーン手前まで運ぶ執念を見せた。続く3打目のアプローチはスピンがかかりすぎてカップ手前1.5メートルで止まるも、見事バーディを奪取。通算17アンダーの2位タイで競技を終えた。