【GDO EYE】“日本のT.ウッズ”“総合的に強い”選手からも賛辞が続々
2009年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜カントリー倶楽部(山梨)
石川遼が5打差をつける圧勝で、今季3勝目!
山梨県にある富士桜CCで開催されている、国内男子ツアー第12戦「フジサンケイクラシック」の最終日。晴天、微風と連日の好コンディションに恵まれたが、端々に切られたピンポジションによりコースの難度はさらに増し、全体的に伸び悩む展開となった。
その中で、2位に2打差の単独首位からスタートした石川遼が、スコアを崩す上位を尻目に序盤から独走態勢を築き、最後まで強さを見せ付けた。前半こそショートパットに苦しみバーディチャンスをことごとく逃したが、バックナインに入り4つのバーディを量産。4バーディ、3ボギーの「70」でホールアウトして通算12アンダー。2位に5打差をつける圧勝劇で今季3勝目、ツアー通算5勝目を飾った。優勝賞金2,200万円を獲得し、今季の獲得賞金は9,300万円を突破。海外メジャー・WGCを含んだ獲得賞金でも初めてトップに浮上した。
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「これから秋のシーズンが始まりますが、最終戦までに2、3回は優勝争いに絡みたいですね。賞金王争いは厳しい戦いですが、最後の何試合かを残しても“賞金王を狙います”と言えるように頑張りたいです」。ツアー史上最年少の賞金王に向け、石川の勢いはしばらく止まりそうもない気配だ。
通算7アンダーの単独2位には、2005年のタイトルホルダーである丸山大輔が浮上。今シーズンは不調が続いていたが、「相性の良さもあるんでしょうね。これをきっかけにしたい」と笑顔を見せた。通算6アンダーの単独3位には小田孔明。石川とともに最終組を回った武藤俊憲と久保谷健一はスコアを崩し、武藤が通算3アンダーの6位タイ、久保谷が通算2アンダーの10位タイに後退して終えている。