ツネ、おめでとう! 松山英樹が祝福「僕にはできない快挙」
2023年 カズーオープンdeフランス
期間:09/21〜09/24 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
久常涼が欧州ツアー初優勝 青木功、松山英樹に続く日本勢3人目
◇欧州男子◇カズーオープンdeフランス 最終日(24日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7247yd(パー71)
5位からスタートした久常涼が7バーディ、2ボギーの「66」をマークし、4打差を逆転する通算14アンダーでDPワールドツアー(欧州ツアー)初優勝を飾った。
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日本勢の同ツアー制覇は、1983年「パナソニック欧州オープン」(イングランド)優勝の青木功、同ツアーを兼ねた2016年「WGC HSBCチャンピオンズ」(中国)、17年「WGC ブリヂストン招待」(米国)、21年「マスターズ」(米国)を制した松山英樹に次いで3人目となる。
この日は、前半をイーブンで折り返したバックナインで一気に加速。1つ伸ばして迎えた12番からの2連続バーディで首位をとらえると、15番で3mのチャンスを決めて単独首位に立つ。17番もピン左2mに絡めるバーディでリードを2打差に広げ、後続を振り切った。
久常は岡山県出身の21歳。ナショナルチームを経て20年にプロ転向し、翌21年に男子下部ABEMAツアーで3勝を挙げた資格でレギュラーツアーに昇格。同年9月から本格参戦した2020-21年シーズンの賞金ランキングで50位に入り初シードを手にした。22年11月に挑戦した欧州ツアーのQT(予選会)で7位通過を果たし、今シーズンの出場権を獲得。これまで23試合に出場して6度のトップ10入りを決めるなど年間ポイントランキング37位と健闘を続けてきたルーキーが、2024年「パリ五輪」ゴルフ競技の開催コースで初タイトルを手にした。
1打差3位から出た比嘉一貴は2バーディ、2ボギー1トリプルボギーの「74」とスコアを落とし、通算9アンダーの6位で初タイトルを逃した。
通算12アンダーの2位にジェフ・ウィンザー(デンマーク)、首位スタートから「72」と崩れたジョーダン・スミス(イングランド)。世界ランキング18位で米PGAツアー2勝のトム・キム(韓国)は、比嘉と同じ6位で終えた。