2007年 HSBCワールドマッチプレー選手権
期間:10/11〜10/14 場所:ウェントワースクラブ(イングランド)
決勝のカードはA.カブレラ 対 E.エルスに決定!
イングランドのウェントワースクラブで開催されている、欧州男子ツアー「HSBCワールドマッチプレー選手権」の3日目。準決勝2試合が実施され、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)とアーニー・エルス(南アフリカ)が決勝へ駒を進めた。
3日目、決勝進出をかけた準決勝の第一試合は、カブレラとハンター・メイハンの対戦。爆発力のあるメイハンが相手であったが、前半その爆発力は影を潜め、カブレラが3upで後半へ。安定したゴルフを続けるカブレラは通算22ホール目で最大6upまで差をつける。その後はメイハンが盛り返すも及ばず、2&1でカブレラに軍配が上がった。
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準決勝第二試合は、アーニー・エルス(南アフリカ)とヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の戦い。勢いに乗るステンソンが、序盤はゲームをリードする。「朝はパットがひどかった」というエルスは、「右足側に体重が乗りすぎてボールの上を叩いていたので、左足側に傾けて、ストロークを少し小さくして、パンチ気味に打つようにした」と、アドレスの姿勢を変えることで本来の球の転がりを取り戻したという。
決して焦る事なく中盤でしっかりと追いついたエルスは、終盤に入って引き離し、3&2で勝利。シナリオ通りとも言いたくなるようなゴルフで決勝進出を決めて見せた。
この結果、決勝は大会7勝目を狙うエルスと、今年の「全米オープン」覇者・カブレラとの間で争われる事となった。2人はプレジデンツ・カップでもパートナーとなるなど、良好な関係を築いている。「彼は紳士だし、偉大なプレーヤー、それに良き友でもある。明日が楽しみだ」とカブレラは微笑んだ。