「ショット・クロックマスターズ」として開催された2018年はミッコ・コルホネンが制した（Matthew Lewis／Getty Images)

◇欧州男子◇オーストリアオープン 事前情報◇ダイヤモンドCC（オーストリア）◇7458yd（パー72）

3月の「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」を最後に中断していた欧州ツアーが4カ月ぶりに動き出す。再開初戦の舞台は下部チャレンジツアーも兼ねるオーストリア。2018年に「ショット・クロックマスターズ」として開催された大会が形式を変えて2年ぶりに復活する。

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18年大会では各組最初に打つ選手に50秒、後続選手に40秒以内の制限を設け、時間をオーバーした選手は1回につき1罰打を科されるという独自ルールを設け、ミッコ・コルホネン（フィンランド）がツアー初優勝を飾った。

首都ウィーンから車で1時間ほどの距離にある2002年開場のダイヤモンドCCでは2010年からトーナメントを開催。コースの一部改修に携わり、欧州ツアー通算21勝を誇る56歳のミゲル・アンヘル・ヒメネス（スペイン）が出場リストに名を連ねた。

マークス・ブリアー（オーストリア）、ユースト・ラウテン（オランダ）といった大会の歴代覇者、中断期間中の「BMWインドア招待」を制したウィル・ベセリン（オランダ）、コナー・サイム（スコットランド）もエントリーした。

新型コロナウイルス感染拡大予防として、出場選手とキャディ、大会関係者にはPCR検査を実施。ソーシャルディスタンスを保つなど、公衆衛生のガイダンスに沿って大会を運営する。

次週もオーストリアで両ツアーを兼ねる「ユーラムバンクオープン」が行われた後、レギュラーツアーは22日（水）開幕の「ベットフレッド英国マスターズ」（イングランド・クローズハウスGC）で始まる「UKスイング」から本格的な再開を迎える。

＜主な出場予定選手＞
ユースト・ラウテン、トーマス・デトリー、フランチェスコ・ラポルタ、サミ・バリマキ、ニコラス・コルサーツ、ミゲル・アンヘル・ヒメネス