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2013年 ハッサンII ゴルフトロフィー
期間:03/28〜03/31 場所:ゴルフ・ドゥ・パレロイヤル(モロッコ)

M.シームが完全勝利!マスターズ出場を射程内に「信じられないほど嬉しい」

◇欧州男子◇ハッサンII ゴルフトロフィー 最終日◇ゴルフ・ドゥ・パレロワイヤル◇6,951ヤード(パー72)

初日から首位を堅守するドイツのマルセル・シームが、4バーディ、2ボギーとスコアを伸ばし、通算17アンダーで優勝を飾った。自身ツアー通算3勝目となるこの優勝は、今週を終えた世界ランキング50位以内に与えられる「マスターズ」出場権獲得に大きなアドバンテージを得ることになる。

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初日から首位を走るシームを、4打差で追うデビッド・ホージー(イングランド)の最終組は現地時間12時35分にティオフした。シームにとって「マスターズ」出場権の可能性を残す大一番、序盤から緊迫したムードに包まれるも、スタートホールではティショットをフェアウェイセンターに運びスタートを切った。しかし続く2番(パー3)ではグリーン左サイドのラフにつかまりボギー。後続のミッコ・イロネン(フィンランド)が2番から3連続バーディを奪って一時は首位タイに並ばれるも、シームは「冷静を保つように」と自分に言い聞かせプレーに集中した。

迎えた5番では、約3メートルを沈めてバーディを奪うと一気に攻勢を開始。10番ではボギーを叩いたイロネンに対し、シームはグリーンサイドのラフからパーセーブ。さらに11番では約3メートルのバーディパットを沈めてスコアを伸ばし、逃げ切って優勝を飾った。現時点、シームが世界ランキング50位以内に入るには、米国男子ツアーの「シェル・ヒューストンオープン」の結果を待たなければならない。「プレッシャーもあった。でも子供の頃から夢見た『マスターズ』出場への夢が叶うとしたら、それは信じられないくらい嬉しい」と興奮した様子で語った。

通算14アンダーの2位タイにはホージー、イロネン(フィンランド)の2選手、通算12アンダーの単独4位にはパブロ・ララサバル(スペイン)が続いた。そのほかフランチェスコ・モリナリ(イタリア)が通算4アンダーの15位タイでフィニッシュしている。

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