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2013年 ハッサンII ゴルフトロフィー
期間:03/28〜03/31 場所:ゴルフ・ドゥ・パレロイヤル(モロッコ)

優勝に向かって突き進むシーム

マルセル・シームは「ハッサンII ゴルフトロフィー」3日目を「69」で終えて、4打差の首位に立ち、来月に開催される「マスターズ」初出場に向けてまた1歩、前進した。

3打差の首位で3日目のラウンドに臨んだ32歳のシームは、フィンランドのミッコ・イロネンとイングランドのデビッド・ホージーにフロント9で追いつかれたが、折り返し前後の6ホールで4つのバーディを奪い、通算15アンダーとして再び首位に立っている。

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「フランスオープン」の王者は日曜日の公式世界ランキングでトップ50に入ってオーガスタナショナルの招待選手として滑り込むためには、このゴルフ・ドゥ・パレロワイヤルで優勝する必要がある。

最初のホールをボギーとした後、2011年の王者であるホージーとイロネンは共にシームに追いつき首位タイとなった。

しかし、7番ホールで10フィートのバーディパットを沈めて息を吹き返すと、9番ホールでは12フィートのバーディパットを決めて、再び単独首位に立った。

シームはロングホールの10番で2パットのバーディを奪いリードを広げた。一方、同じ10番ホールでイロネンがホージーに並んで2位タイとなった。イロネンは素晴らしい第2打で6フィートの位置に付け、イーグルを奪ったのだ。

イロネンは11番ホールで3フィートに付けるアプローチを見せ、首位との差を1打差に縮めるチャンスを得ていたが、アドレス時にボールが僅かに動き、バーディを逃してしまった。

結果としてこれが高くついてしまった。というのも、シームは12番ホールでティショットをピンの1フィート以内に付けてバーディを奪うと、その後ロングホールの15番を3パットのパーとしてしまっていたのだが、次のホールでバーディを奪った。これに対し、イロネンはボギーを回避するためになんとしてもチップインを決めることが必要になってしまった。

2ホールを残して4打差をつけていた訳だが、シームは17番ホールでドライバーを左へ曲げると、高く上がったボールはブッシュに入ってしまった。何とかボールを見つけることはできたのだが、ボールは小枝に囲まれており、その状態から放たれたボールは、グリーンそばのバンカーに入ってしまい、結局このホールをボギーとしてしまった。

イロネンは同じ17番ホールでバーディを奪った。しかしホージーと同じく最終ホールをボギーとしてしまい、スペインのパブロ・ララサバルと並んで2位タイとなっている。

「15番ホールまでは、ラウンドをしていてとてもハッピーだったんだ」とシーム。「タフなコンディションのなかでタフなスタートを切った自分に対し、追ってくる選手たちはみな良いスタートを切ったように見えたし、追いつかれそうになったね」。

「首位に留まるためには、いくつか大きなパットを決める必要があったんだが、何とかリードを広げることができた。それにしても15番と17番は残念だったね。本来であれば幾つかスコアを伸ばすべきところなんだけど、逆に1打余分に叩いてしまった」。

「プレッシャーがあっただけに、パットをいくつか決めて、6ホールで4つのバーディを奪うことができたのはとても良かったよ。差を取り戻して明日の最終ラウンドのスタートを迎えることができるのは、とても良かったと思っている。自信を持ってプレーしていたから、自分のスイングができていることもわかっていたよ。自分を信じて、その流れにまかせてプレーすることができた。明日はそれがとても重要な要素になると思う」。

最終ホールは残念な結果に終わったイロネンだが、6年ぶりの優勝を諦めたわけではない。「アドレスでボールを動かしてペナルティをくらった11番ホールで流れが変わったと思う」と彼は述べた。

「11番は4打で終えたんだ。だけどその後、浮き沈みがあったし、あのペナルティの影響があったと思っている。終日パットが良かったというのが今日の好材料だね。そこには満足しているんだ」。

「首位とは4打差で、それは詰めることができると思う。ただし4打差で追っている選手が3人いて、それぞれにチャンスがあるよね。でも明日、この中でも1人は本当にロースコアを出すような気がするし、このコースであればそれも十分可能だと思う。今回、自分はやれるんだと思うには十分な数のバーディやイーグルを奪ってきたけれど、ミスだけは犯さないようにしないといけないね」。

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