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2003年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:オリンピアフィールズCC(米国イリノイ州)

ジム・フューリック、悲願のメジャー初制覇!!

2位に3打差の10アンダーで最終ラウンドをスタートしたジム・フューリックが、1度も首位を譲らぬプレーで全米オープンチャンピオンに輝いた。グリーンが乾き、風も出た最終日は多くの選手がスコアを落とす展開。そんな中、フューリックも2バーディ4ボギーの72と2つスコアを落としたものの、2位のスティーブン・リーニーに3打差をつけ、メジャー初タイトルを掌中に収めた。

「ギャラリーが僕を応援してくれる中のウイニングウォークは、いい気分だった。ドリーム・カム・トゥルーだと思ったよ」

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2位のスティーブン・リーニーは5アンダー。3位タイのケニー・ペリーマイク・ウィアは1アンダー。通算スコアをアンダーで終えたのは、フューリックを含めたこの4人という結果になった。
「スタートするときは、もちろん優勝を狙う気だった」とホールアウト後に語ったタイガー・ウッズは、1番と6番でバーディを取ったものの、9番では4パットでダブルボギー。10番、11番では2連続ボギーを叩き、今日72。通算3オーバーで20位タイに終わった。

「今週はずっとグリーンの読みにてこずった。上りは極端に遅いし、下りは極端に速い。今週はショットも悪くなかったのに、噛み合わず、流れに乗れなかった。フラストレーションを感じる1週間だった」

タイガーは来週のビュイッククラシックに出場予定。来週こそ、タイガーらしいガッツポーズを何度も見せてほしいものだ。

15位以内でフィニッシュすれば、来年の全米オープン出場権が獲得できると周囲が期待する中で、バーディ発進した田中秀道。しかし、2番ですぐにボギーを叩き、以降は1つ取っては1つ落とす展開。最終ホールでボギーを喫し、今日71通算2オーバーでホールアウトした時点では20位台に位置していた。

「今日も自分なりには同じリズムでできたと思うけど、ティショットを曲げすぎました。風向きも瞬時に変わるので、その影響もあったけど、やっぱりティショットが悪すぎました。でも、72ホール中、焦ることなく一生懸命やれたと思います。来年の出場権は今後のPGAツアーでがんばって取ってやる!」

しかし、上位の選手が順位を落としていったため、田中の順位は徐々にアップ。結局、15位タイで来年の出場権を獲得した。

「うれしいです。よくがんばった賞をあげますって言われたようなものですね。でも、来年の出場権をもらったからと言って、僕がやることは何も変わらない。一瞬はうれしいけど、もう次の試合のことで頭がいっぱいです」

田中は来週から2週間オフを取り、次はウエスタンオープンから5連戦の予定だそうだ。

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