タイガー、今年もメジャー無冠で終わる
2003年 マデイラアイランドオープン
期間:03/20〜03/23 場所:サント・ダ・セラ(ポルトガル)
今週も波乱の幕開け!R.J.ダークセンが6アンダーの好スタート
欧州男子ツアーの第13戦「マデイラアイランドオープン」が、亜熱帯の気候で冬でも温暖なマデイラ島にあるサント・ダ・セラで開幕した。しかし、先週行われたカタールマスターズに続き、今週も波乱の幕開けとなった。
初日に第1ラウンドを終えたのは午前中にスタートした選手だけ。途中雨が激しくなり、嵐のような様相になってしまった。今週も最終日までスケジュールが変則になりそうだ。
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暫定ではあるが首位に立っているのは、6アンダーをマークしたスペインのJ.M.アルッティ。8バーディ、2ボギーの攻めのゴルフでスコアを伸ばしてきた。
1打差の単独2位には、先々週のドバイデザートクラシックでアーニー・エルスを破りツアー初優勝を果たしたR.J.ダークセンが好スタートをきった。今週はエルスなど強豪選手の姿がなく、ダークセンが注目選手として、多くのギャラリーを引き連れ、11番パー5でイーグルを奪うなど順調にスコアを伸ばしている。
そして、地元ゴルフファンの楽しみの1つが、スペインが生んだ英雄、セベ・バレステロスの出場だ。ここ数年は、背筋痛や腰痛に悩まされ、試合に出場することもできなかったが、ツアー出場への意欲は消えておらず、復帰することができた。
午後になってアウトコースからスタートしたバレステロスは、3番パー5でバーディを奪ったが、5番、6番ホールでスコアを落としてしまった。6番ホールを終了した時点で初日のラウンドを終えたが、2オーバーは暫定で79位グループになっている。
今週は、そのバレステロスに憧れてゴルフを始めたスペインの選手が、12名も出場している。現在首位のアルッティなど、スペイン勢の活躍が期待される。