2011年 アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権
期間:09/29〜10/02 場所:セントアンドリュース/カーヌスティ/キングスバーンズ(スコットランド)
M.ホーイをR.マキロイらメジャー王者たちが追う
スコットランドのセントアンドリュース、カーヌスティ、キングスバーンズの3コースで行われている欧州男子ツアー「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」3日目。カーヌスティで「66」をマークした北アイルランドのマイケル・ホーイが、通算18アンダーとして単独首位に浮上した。
12アンダーの首位タイから出たホーイは、前半インで14番(パー5)でのイーグルも含め4つスコアを伸ばした。アウトでも3バーディ、1ボギーと勢いは衰えず、後続を大きくリード。5月の「マデイラアイランドオープン」以来となる勝利へ王手をかけた。
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しかしその32歳を3打差2位で追うのが同郷で、同じ1979年生まれのグレーム・マクドウェル。昨年の「全米オープン」王者は「マイケルはずっと才能にあふれた選手だった。彼はボールを操り、素晴らしいスイングをする」と讃える良き友人と、最終日は最終組で激突する。
さらに3位以下も強豪がズラリ。通算14アンダーの3位に昨年の「全英オープン」王者のルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)。そして通算13アンダーの4位タイグループには、この日セントアンドリュースで「63」を出したルーク・ドナルド(イングランド)、同じく「64」のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)ら。そしてホーイ、マクドウェルと同じ北アイルランド出身のロリー・マキロイも加わってきた。
2001年の「全英アマチュア選手権」を制しながらも、プロ転向後はなかなかスポットライトが当たらず、現在の世界ランクも271位と低迷するホーイ。「ゴルフはメンタルの世界。悪いショットも自分で受け入れなくてはいけないから。この大きな大会でリードしている展開は素晴らしいこと。でもまだ先は長い」と、どこか達観したような様子で話す。最終日は聖地セントアンドリュースが舞台。メジャーチャンピオンたちの追撃をかわすことはできるだろうか。