2010年 ホンダPTT LPGAタイランド
期間:02/18〜02/21 場所:シャムCC(タイ)
「自信になる」桃子、手ごたえありの開幕初日
前日までの体調不良もどこ吹く風。2010年LPGA開幕戦の「ホンダPTT LPGAタイランド」初日、上田桃子は4バーディ2ボギーの「70」で回って通算2アンダー、首位と4打差の17位タイと上々の滑り出しを見せた。
この日のスタートは12時27分。「最終組から一つ前で、基本的には難条件だと思っていた」という上田だが、1番パー5で2mを沈めて幸先良くバーディ発進。7番で第2打をミスしてボギーとしたが、好調なショットでチャンスを量産。短いバーディパットを2つ外したものの、後半に2つスコアを伸ばして2アンダーでフィニッシュした。
<< 下に続く >>
「最後もバーディだし、ロングで3つバーディが獲れて、そのうち2つはオーケーバーディ。オフシーズンに練習してきた60度のウェッジが生きていると思いました」。自身の課題として取り組んできたショートゲームが、開幕戦からいきなり冴えた。「少しずつやりたいショットにイメージが近づいているし、まだ60点くらいだけど、自信になりますね」。実戦で確かな手ごたえを掴んだ上田の表情は明るかった。
今年から米ツアーに帯同することとなった清水キャディの存在も大きい。「今日はロングでミスして、1ホール会話が無かったけど、私もここで気持ちを切り替えようと思っていたし、向こうも黙っていてくれる。何をやればいいか教えてくれるし、シンプルにしてくれますね」。余計なことを考える必要は無く、ゴルフだけに集中出来る理想的な環境だ。
「取りこぼしがあったのは確かだけど、出遅れてないだけ、まずまずかなと思います。気持ちの余裕もあるし、2日目、3日目に勝負出来れば良いです」。オフシーズンの準備が奏功し、ショットに対する上田の集中力は一段と高まった。